ピーナッツ! 週に一度のお楽しみ連載「週刊デアゴスヌーピー」も今週でついに第128号だ。残りあと3冊でこの長い旅路もおしまい。第100号の時のようなシリーズ延長は、おそらくもうないだろう。正真正銘これで最後である!

ところが……このあと私(あひるねこ)は、当連載始まって以来の大失敗をおかしてしまう。これまでピンチに陥ることは何度もあったが、ここまでの緊急事態は今回が初めてではないか。冗談抜きにヤバイことになった。

・第128号の中身

……とりあえず、まずは中身を確認していきたい。最初に出てきたのは犬小屋の奥壁・左上。


続いてテレビ・枠とテレビ・画面。


スイッチ付きコード×2、シール×2、ネジ。


そして最後にバーとリングである。



・作業スタート

ネジは次号で使うとのこと。それではさっそく作業に入っていこう。テレビの枠と画面を組み合わせて接着剤で固定したら……


組み立て途中の「ビーンバッグチェア」のボックスを用意し、右端に取り付けてこちらも固定する。お前ら雁首そろえて何見てんだって感じだが、仕上がりは上々だ。


次に126号で保管しておいたカーテン用生地を用意し、同量の水で溶いた木工用ボンドを全面に塗っていく。デアゴ曰く、これにより「コシを出す」とのことだが、この「コシを出す」の意味が私には最後までよく分からなかった。うどんかよ。



カーテンが完全に乾くまで待たなければいけないので、先に奥壁の作業から終わらせておくか。スイッチ付きコードを2本とも奥壁の穴に通し、スイッチ部を強く押し込んで固定する。


コードのコネクター近くにシールを貼ったら……う、うわーーー! もう終わったァァァァアアアア!!


当然こんな短い時間でカーテンが乾くワケがないので、このまま一晩放置します。


一晩放置しました。



そういえば実はこの時、ちょっとしたミスをしまして、ややヤバイことになったのだがそれは後述する。さて、乾いたカーテンの上に、これまた126号で保管しておいたカーテン用型紙を重ねたら、端をマスキングテープで固定。型紙の線に沿って切り分ける。



切ったカーテンの裏面をこんな具合に両面テープで覆い……


ちょこちょこ端の部分をカットしながら……


同じく保管しておいたカーテンボックスに貼り付けていく。


同様に今度はロールカーテンの裏面にも両面テープを貼り付けるのだが……お気付きかな? カーテンの裏が何やら小汚ねぇですね。実は乾燥させている間に台紙がカーテンに貼り付いてしまいまして。危なく布が破れるところだったぞ。怖ぇ……。


カーテン下側の端に合わせてバーをくっつけたら、クルクル転がすように生地を巻き付けていく。


さあ、次は何だ? と……ガイドを読み進めたところ、私はここで衝撃の一文を目にしてしまった。以下、デアゴスティーニ側の指示だ。


「糸に木工用ボンドをつけてコシを出し、端をリングに通して結びつけます」


……い、糸?


・アカン

結論から言おう。知らん間に糸紛失してたァァァァァァアアアア! あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!! 終わったァァァァァァァアアアアア!!! どうやらバーやリングの他に、細い糸が1本入っていたらしいのだが、まったく気付かずにここまで来てしまったのだ。おいおいおい、嘘やろ!



そこからは山崎まさよしもビックリの大捜索である。向いのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに──。128回連載してきたが、パーツの紛失は今回が初めてだ。しかも糸1本である。たぶんエアコンの風で吹っ飛んだわ。

さすがにこればかりは打開不可能。もしかすると完全に詰んだのではないか?

・歴史的危機

事実、私は連載の終了を覚悟していた。約2年半かけて紡いできた「週刊デアゴスヌーピー」の物語も、これにてジ・エンド。儚ねぇなマジで……と思ったけど。試しにカーテンを取り付けてみて気付いたのだ。


別にこれでよくね?

・いきなり打開

私は今日、皆さんに問いたい。これ、糸いるかと。いや、もちろんあった方がいいんだろう。それは分かる。が……本当に糸とリングが必要か? ないと成立しないか? 連載終了レベルなのか? 答えは……NOOOOOOOOOOOO!!!! うるせぇ、これで完成だァァァァァァァアアアアア!



というワケで、無事に「ビーンバッグチェア」ボックスの作業が終了しましたね。残るは第129号と130号のみ。マジマジのマジでクライマックスですことよ。皆さん、最後までぜひご覧くださいませ! それではまた次号お会いしましょう。ピーナッツ!!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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