ピーナッツ! 前号、彗星の如く登場した天井のリボンによって、危なく連載終了しかけた「週刊デアゴスヌーピー」のお時間である。いや~思い出してもあれはヤバかった。できれば二度と作りたくないぞ、マジで。

第117号目にして現れた最強の敵に見事フルボッコにされる私であったが、そもそもなぜあんな大変な作業をしないといけなかったのか? その理由が、今号でついに明らかになる。マ、マジかよ、チャーリー・ブラウンの野郎……! あいつ絶対ぇ許さねぇ……!!

・第118号の中身

真っ白に燃え尽きた私の元に届いた第118号。さすがに今週はサクッと終わってもらいたいものだが……それではさっそく開封してみよう。まず出てきたのは仕切り板。


続いてボウル / グラス、ボウル / グラスの中身、スプーン、テーブル。スプーンは一度失くしたら発見不可能なほどの超ミクロサイズだ。これはピンセット必須か。


そして最後に初登場! エミリーのフィギュアである。エミリーはチャーリー・ブラウンがダンス教室で出会った可愛らしい女の子で、恋人舞踏会でも一緒に社交ダンスを踊ることになる……のだが。


うーむ、何だろう。非常に凝ったハイクオリティな造形でありながら、このほとばしるようなウィッグ感は。先ほどから女装したチャーリー・ブラウンに見えて仕方がないぞ。まあ、ピーナッツのキャラって基本こういう顔だけども。



・作業スタート

エミリーへの違和感はいったん置いておくとして、実際にパーツを組み立てていきたい。ボウル / グラスと、その中身の継ぎ目をそれぞれニッパーでカットしたら……


ボウルの中身に接着剤を少しだけつけ、慎重にボウルと組み合わせる。


仕上がりはこんな感じだ。見ての通り、ひたすら細かい作業である。


同じ要領でグラスと中身を組み合わせたら……


お次はボウルにスプーンをバランスよくセット。ミリ単位の攻防が続く。



接着剤が乾いたらテーブルの上にボウルとグラス2組を固定し……


前号組み立てた「定番、名場面 -エミリーとダンス」ボックスの右奥側にテーブルの突起を差し込んで、後ろ側から接着剤をつける。ブルーすぎて何が何やらよく分からないが、細かいことは気にするな。


この間に仕切り板と、前号保管しておいた底板を組み合わせ……


最後にチャーリー・ブラウンとエミリーを床に固定したら……


ついに完成である! ところが……

・発覚

次の瞬間、私は気付いてしまったのだ。先週の今頃、吐きそうになりながら作った天井のリボンが、よく見たらチャーリー・ブラウンとエミリーの雰囲気を盛り上げるための、ただの舞台装置でしかなかったという残酷な事実に……。



しかし、そんな人の苦労も知らず、エミリーと優雅にステップを踏んでご満悦な様子のチャーリー・ブラウン。くっ、この小坊主……! こっちはなぁ、別にお前たちがイチャコラするために頑張ったワケじゃねぇんだよ……!! これじゃとんだ噛ませ犬じゃねぇか……!

チャーリー・ブラウンに自分でも引くほどブチギレる私であったが、実は原作ではこの後、置いてきぼりを食らったスヌーピーが会場に乗り込んできたせいで、チャーリー・ブラウンはダンスどころではなくなってしまう。ざまァァァァアアアア!

・ドンマイ

チャーリー・ブラウンには悪いが、おかげ様でだいぶ溜飲が下がった。よって今週はここまでとしたい。さあ、次号からは何のボックス作りが始まるのかな? どうぞお楽しみ! それではまた来週お会いしましょう。ピーナッツ!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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