聞くとことによると、2023年は「オセロ発売50周年」のアニバーサリーイヤーなんだとか。近年は「3Dオセロ」が開発されるなど、今なお進化を止めないオセロはなんと日本生まれのボードゲーム。100年後、プレステシリーズが無くなっていたとしてもオセロは無くならないんだろうなぁ。
それはさておき、つい先日のこと。ヨドバシカメラにガチャコーナーで世界最小のオセロ『ミニチュアオセロコレクション』を発見! パッと見はかなり精巧な造りであるが、果たして本当にオセロはできるのか? 試してみたのでご報告しよう。
・ガチャガチャで1回500円
世界最小のオセロこと「ミニチュアオセロコレクション」は、バンダイナムコグループの株式会社メガハウスから発売されているカプセルトイ。価格は1回500円で「オフィシャルオセロ」「マグネットオセロ」「4人対戦オセロ」「3D立体オセロ」の4種類がラインナップされている。
私(サンジュン)は運良く1回でお目当ての「オフィシャルオセロ」をゲット! オフィシャルオセロは要するに1番シンプルなオセロのことで、通常の1 / 8サイズでオセロが再現されているという。
もちろん「ミニチュアオセロコレクション」は単なる模型ではなく、オセロをプレイすることも可能。オセロ石の大きさは直径4ミリという極小サイズであるにもかかわらず「ゲームを成立させられること」がミニチュアオセロコレクションのこだわりであるらしい。
・確かに精巧
ほう、ならば実際に「ミニチュアオセロコレクション」でオセロをプレイしてみようではないか。というわけで、まずは下準備! 地道な「オセロ石の切り離し作業」からスタートだ。
で、思ったより切り離し作業は簡単で、手でクリクリと石を切り離しても “ささくれ” 的な部分はほとんど付いてこない。当初はハサミを使った ささくれの除去も覚悟していたが、その必要はほぼほぼ無いほどオセロ石は精巧であった。
一方で「オセロ石をケースに収める作業」は死ぬほどめんどくせえ! というか、吐きそう!! 私自身が細かい作業が苦手なこともあるが、途中で白と黒が引っくり返ってしまうなどのアクシデントが多発し、結局2つのケースにオセロ石を収めるまでに20分近くかかってしまった。
・やってみよう!
……が、本番はまだここから。普通に考えて4mmのオセロ石を置くのも引っくり返すのも素手では無理ゲーであろう。というわけでピンセットを用意し、当サイトの中澤と世界最小のオセロでオセロをしてみることにした。というわけで……
サンジュン銀河伝説7段!
セイジ阿修羅大陸8段!
いざ勝負!!!!!!!!!!!!
……って、小せぇぇえええええ!!!!!!
当然ではあるが、ピンセットを使用してのオセロはとにかく気を遣う。オセロ石を置くだけならばともかく、引っくり返す作業はマジ困難! オセロ石がピンセットに弾かれて盤面がグチャグチャになったときは、ただただ絶句した。いや、地獄かよ。
・やれなくはないけれど
とはいえ、一応ゲームとしては成立することも確認できた。特に四方を石に挟まれた “真ん中の石” を引っくり返すときはメチャメチャ神経を使ったが、やってやれないこともない。高い集中力をキープし続けられれば、なんとか決着も付くハズだ。
……が、私と中澤はどちらともなくこう言った……「もうやめようか」と。中澤は「進んでやりたくないオセロ」と言っていたが、かなり的確な表現だ。精巧かつゲーム性も兼ね備えてはいるが『ミニチュアオセロコレクション』は「進んでやりたくないオセロ」であった。
とはいえオセロ発売50周年に花を添える商品として『ミニチュアオセロコレクション』は優良なのではなかろうか? 興味がある人は肩こりと指先の震えを覚悟してプレイしてみてくれよな!
参考リンク:ガシャポン「ミニチュアオセロコレクション」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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