春といえば新生活。この春から新しい環境で、そして新しい住居で暮らし始めた人もいることだろう。引っ越しとなれば何かと準備せねばならず、ホームセンターや大型家電量販店などでアレコレ揃えたに違いない。

まぁ私は何の変化もなく2023年の春を迎えたワケだが、どうにかして新しい気持ちになればとドン・キホーテへ行ってみたら面白そうな商品を発見! 特別感を出せそうなプライベートブランド(PB)のシャワーヘッドが気になったので買ってみることにした。

・お手頃シャワーヘッド

ドンキのPB「情熱価格」のシャワーヘッドはお値段2178円。シャワーヘッドでググったら1万円以上するものも珍しくないので安い方だと言っていいだろう。

中にはシャワーヘッド本体、それから変換アダプターが3種類入っていた。メーカーによっては変換アダプターを使うことなく、そのまま取り付けられるようだ。


・どんな変化があるのか

ちなみに私、何気に人生初のシャワーヘッド交換である。これまで最初からついているものしか使ったことなく、どう変わるのか取り付ける前からドキドキしている。工具不要でカンタン取り付けとのことだから、素人でも難しいことはなさそう。

はたして既存のシャワーヘッドと何がどう違うのか。とりあえずこれまで使っていたシャワーヘッドから水を出してみると、ストライクゾーンは狭めながら水圧は上々。小柄で軽く、これはこれでいいんだよなぁ〜。


一方、ドンキのシャワーヘッドは簡単に取り付けられてこんな感じ。既存のものに比べて大きさを感じて、重さもちょっとある。ただ、明らかに水が分散されていて、ちょっとした高級感が出ていて嬉しい。なんだかホテルのシャワー的な。


なお、ドンキのシャワーヘッドは切替スイッチで3タイプの水流に変更でき、「ミストモード」「ミスト&ジェットモード」「ジェットモード」と選べる。なんなら手元のストップボタンで水を止めることもできるぞ。


・見た目に反して

ここまでなかなか好印象。これで使い心地がよかったらいいなぁ〜と思っていたら、実際に使って分かったこともあった。まずミストモードから使ってみて、ミストというだけにやんわりお湯が降ってくる感じが気持ちいい……のだが!

正直に言わせてもらうと、水圧がちょっとばかり弱く感じた。手でミストを触ったときはそう思わなかったものの、全身で浴びてみると物足りなさがあったのだ。あくまで私個人の感覚で水圧の好みだが、もう少し勢いがあってもよかったような気がする。


続いて「ミスト&ジェットモード」を試してみた。その名の通りミスト、水の中心部分がジェットになるモードなのだが、イマイチどのあたりがウリなのか私には分からなかった。この機能も人によるのかなぁ。

滝のように水圧あるシャワーを浴びたい人には向かないかも……と思っていたところで最後の機能「ジェットモード」を試してみよう。カチッとボタンを押して切り替えてみたところ……


これはあれだな……


掃除用だな、たぶん


ジェットモードは名前負けすることなく水圧が強くて波動砲みたいだった。しかし、範囲が範囲だけにあくまでシャワー用ではなく、掃除とかで使うためのもののはず。ミストでこの水圧があったらなぁ。

このシャワーヘッドは節水効果が50%あるらしいが、水圧が関係しているのだろうか。肌に優しいタイプが好きで水圧は弱くてもいいっていう人にはいいかも。2000円ちょいで風呂場の光景が変わるし、気になる人はやってみてはどうだろう。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.