先日、アホな上司が「iPhoneを川に流したい」と言った。前々からアホなことは知っていたが、想像していたよりもずっとアホである。もはや “完成” の域に達していると言っても過言ではないだろう。ある意味で彼(Yoshio)は、至高なる存在なのかもしれない。

もう部下がいくら説得したところで無駄。Yoshioが「iPhoneを川に流す」と口にしたらiPhoneは川に流れるのだ。しかも編集長のGO羽鳥がサポート役を買って出たもよう。マジでどうなってんだよこの会社……とりあえず私は、何も言わずに2人の奇行を撮影することにした。

・iPhoneを川に流す上司

やってきたのは、ロケットニュース24が購入した100万円の家。自然あふれる秘境エリアに立地し、すぐ目の前にはキレイな小川が流れている。どうやらYoshioは、この小川にiPhoneを流して動画を撮りたいらしい。撮影したまま流したら面白い映像になると断言している。


方法としては、簡易防水のケースにiPhoneを入れてサンダルに固定。カメラをオンにした状態でサンダルを上流から流すだけ。途中どこかに引っ掛かったりしたら、サポート役のGO羽鳥が川に入ってiPhoneを救出し、ふたたび川に流す……という作戦とのこと。なるほど。


さあ果たして、どのような映像が撮影できるのだろうか。スタート地点に向けて歩き出す2人。爽やかなアホ……そんな言葉がよく似合う後ろ姿だ。頼もしいぜ。


いよいよiPhoneが川に流れます。最後にもう1度、iPhoneをしっかりサンダルに固定するYoshio。いつになく真剣な表情である。


それでは……


カメラで動画を撮影したまま……


イッタァァァアアアアアアアアア!


スイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!


おおおおおおおお! 颯爽と水面を走り抜けるiPhone。なかなかいい滑り出しだ。もしかすると秘境クルーズ的な映像が撮れているかもしれない。


そして途中、岩場に突っ込むiPhone。傷つくことを恐れず果敢に向かっていく姿はまるで勇者のようだ。


Yoshio、GO羽鳥の連携プレーも見事。2人ともiPhoneを追いかけながら川岸をピョンピョン飛び跳ねて行く。とても軽やか。そして10月末にもかかわらず、一切寒さを感じさせない。


どうやらサンダルは気ままに向きを変えながらスイスイ流れているようす。つまりカメラも同じように、上(空)を向いたり、下(水中)を向いたりしている。映像が気になるぞ。


その後、iPhoneはトンネルをくぐって「たまり場」のような場所に流れ着いた。


というわけで、撮影はここでストップ。さっそく映像を確認すると……キレイな川の中の様子がバッチリ映っていた。すげえええええええええ!

こちら全編ノーカットでYouTubeに公開しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。アホの上司による「iPhoneの川流れ」、意外と楽しゅうございました。


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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