男性の多くは、ケツ毛の処理なんて考えたことがないと思う。今回レビューする商品は、そのような男性にたちにとっては、ウケ狙いで作った商品とも思われかねないだろう。その商品とは、「押忍!ケツ毛トリマー」だ。

どこの会社の商品やねん! と思わたかもしれないが、ドン・キホーテとKOIZUMIがコラボした商品である。大御所がタッグを組んだにもかかわらず、ブランディング度外視のネーミングに敬意を払いたい。それではさっそく使い勝手を検証してみよう。

・体毛において最難関なケツ毛

まずは、ケツ毛処理の大変さについて言及しておくと、視認性の問題に加えて、デリケートな部位であることから、自分で処理をするには最もハードルが高い部位と言って過言ではないだろう。私の体験談で言えば、セルフVIO脱毛にチャレンジした際に断念してしまった部位でもある。

この「押忍!ケツ毛トリマー(税込1628円)」はネーミングの通り、ケツ毛に特化した商品ということで、期待しながら開封。

付属品は本体であるトリマーと掃除用のブラシ、刃の部分に取り付ける収納カバー、説明書だ。なお、箱の側面に使い方が書いてあるぞ!

つまり、「覚悟を決めて男らしく剃れ」とのこと。非常にシンプルな説明だ。男は多くを語らない、といったコンセプトでも掲げているのかもしれないな。

で、ケツ毛専用って普通のトリマーと何が違うんよ? って読者の方は思うかもしれない。違いとしては、鏡とLEDライトが付いているため、難易度が高い原因のひとつ、視認性の悪さを解決してくれるのである。

また、直接カミソリの刃が当たらないようになっているので、無理な体勢で剃っても肌に傷をつけてしまう可能性が低いだろう。

・剃ってみた

よし、さっそく剃ってみよう。背面についっているスイッチを押すと小刻みに刃が震えるぞ。使用方法を参考にしながらガニマタ座りで準備万端。押忍!


むむむむ。


鏡、小さすぎて見えねぇ……


男らしいネーミングに反して、鏡がコンパクトなので視界が狭いのだ。無いよりはマシだが、手持ちの鏡を床に置いた方が快適である

大きさが違うのでは当然と言えば当然なのだが、ケツ特化ゆえに期待しすぎていたのかも。気を取り直して、床の鏡を見ながら剃っていこう。


ジョリジョリ


ジョリジョリ


……うむ。ダイレクトにお肌へ刃が当たらないので一発でツルっと綺麗になるわけではないが、剛毛の私が使っていて不満を感じることは無かったぞ。コンパクトなデザインなので、割れ目に対して剃りやすいのもケツ毛専用ならではだろう。

・鏡以外は良かった

Amazonのレビューには辛辣(しんらつ)な評価が並んでいるが、私としては小さすぎる鏡以外は満足であった。また、ケツ毛は定期的に剃らないといけないが、刃の部分を洗いながら何度も使えるため、コスパ的にも悪くない。ケツ毛の処理に悪戦苦闘してる方は検討してみても良いだろう。

なお、KOIZUMIの公式ホームページではラインナップされておらず、Amazonや楽天ではないと買えないので注意して欲しい。押忍!

参考:ドン・キホーテ楽天市場店
執筆:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.