日本を代表する漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」。なんだかんだ言ってやはりジャンプこそが少年漫画の究極であり、多くの少年たちはジャンプと共に成長してきたはずだ。ところが先日、少年ジャンプに関する “あるツイート” が話題になった。

なんでも小学6年生の女の子が「少年ジャンプは大人が読む漫画」と言ったらしいのだ。な、何だって? 少年ジャンプが……大人の漫画だと? おいおい、ちょっと待ちなお嬢ちゃん。こちとらジャンプで育った元少年だがね、そんなバカな話があるわけ……ホンマや。

・「少年」ジャンプ

待て待て一旦落ち着こう。「少年ジャンプ」っていうくらいだから、その読者は普通に考えて少年のはずだ。描いてる側も売ってる側も、基本的には少年たちをメインターゲットと考えているに違いない。だが、「少年」とは具体的に何歳くらいのことを指すのか?

私(あひるねこ)の感覚だと、幼稚園児の男の子は「少年」というかまだ子供である。やはり小学校に入学してからが「少年」ではなかろうか。とは言え、小学1~2年生くらいだと、そこまで幼稚園児と変わらない気がする。となると、「少年」の始まりは小学3~4年生頃なのかもしれない。

・少年は読まない?

こうして自分の中で「少年」になる時期が定義されていくにつれ、次第に私は焦りのようなもの感じ始めていた。話をジャンプに戻そう。件のツイートでの小6女子による「少年ジャンプは大人が読む漫画」「クラスの男子は買っていない」等の発言に対し、当初 私は「時代やなぁ」くらいに思っていたのだが……。

よくよく考えると、私も小学生の頃、ジャンプをほとんど読んでいなかった。毎週買うようになったのは小6の途中くらいからで、それまでは私に限らず、友人の多くがコロコロコミックやボンボンを読んでいたのである。「少年」ジャンプとは……!

・思い返すと……

現在33歳の私。小学生の頃は『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』などが大好きで毎週見ていた。しかしそれはテレビアニメの話であり、ジャンプで原作を読む習慣はほぼなかった気がする。読んでも単行本くらいで、むしろ少年ジャンプに対し、“自分より年上向け” というイメージを持っていたはずだ。

ジャンプを自分から進んで読むようになったのは、おそらく『ONE PIECE』の連載が始まった1997年あたり。つまり小学6年生の半ばである。中学入学を目前に控え、ようやく私は「少年」になったわけだ。そう考えると だいぶ遅いデビューのように思えるが、私の周囲も割とそんな感じだったと記憶している。

・実は少年以降

「少年」ジャンプだから、きっと小学生くらいから読んでいる……ような気がなぜかしてしまいがちだが、当時を思い返すと、たしかに小学生の頃からジャンプを買っているヤツはそこまで多くはなかった。本格的に読み出すのは、精神的にもある程度大人になった中学生くらいからではないか。

まあだから何だという話だが、いまだに少年ジャンプを毎週読んでいるだけに、話題になったツイートの内容にはハッとさせられるものがあった。実は少年ジャンプじゃなくて、「少年以降ジャンプ」くらいの方が正しい……のかもしれない。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.