人気漫画『呪術廻戦』が2024年9月30日発売の「週刊少年ジャンプ」44号で完結した。原作はもちろんアニメも大ヒットを記録。社会現象を巻き起こした約6年半の歴史に、ついにピリオドが打たれたのだ。

さて、こうなると気になるのがポスト『呪術』である。果たして『呪術廻戦』の次は何が来るのか? ここ数年まったくジャンプをチェックしていなかった私(あひるねこ)が、無知だからこその “勘” で勝手に予想してみたい。

・勝手に予想

私の趣味は漫画を読むことで、少年ジャンプとは1997年以来、25年以上の付き合い……だったはずなのだが。

不甲斐ないことに、この3~4年のジャンプは『ワンピース』『ハンター×ハンター』、そして『呪術廻戦』くらいしかチェックしていない。今、何が連載されているのかすらよく分かっていないという体たらくである。


試しに今週号のジャンプをパラパラめくってみるも……


──うむ、何が何だかさっぱりだ。『願いのアストロ』は前に記事を書いたのでどんな話か知っているが、半分以上の作品はストーリーどころか、名前も初めて聞いた気がする。



そんなガチ無知状態の私が、自分の漫画読みとしての勘だけで予想したポスト『呪術』がこれだ!

的外れな部分もあるかもしれないが、どうか温かい目でご覧いただきたい。それでは第3位から発表!


第3位:鵺の陰陽師(川江康太)

絵柄にどことなく『家庭教師ヒットマンREBORN!』や『D.Gray-man』っぽさを感じる。女性キャラが少々可愛すぎるため、気恥ずかしさを感じないこともないが、戦闘描写のカッコよさがそれを上回りそうな予感(今週号はバトルなし、あくまで勘)。

あと個人的に「〇番隊隊長」みたいな設定フェチなので、無条件に応援したいという気持ちが働いた。



第2位:SAKAMOTO DAYS(鈴木祐斗)

私のかすかな記憶だと、『SAKAMOTO DAYS』って安西先生みたいなメガネのおじさんが主人公のアクションコメディだった気がするのだけど、いつの間にかゴリゴリのバトル漫画になっていて『SAKAMOTO DAYS』だと一瞬分からなかった。

で、その戦闘シーンが、何というかすでに看板クラスの迫力を帯びている。絶頂期を迎えている最中の少年漫画特有のオーラが画面全体に充満している。こんな作風でしたっけ……? 私が知らないだけで、もうとっくにジャンプの主力なんだろう。



第1位:カグラバチ(外薗健)

ブッチギリの優勝である。タッチが『NARUTO』を連想させるが、そんなことはどうでもいい。とにもかくにも主役は剣(刀)だ。もう剣にしか目が行かない。剣が主人公の漫画かもしれない。柄に手をかける指の形にさえ、いちいちこだわりを感じる。

剣とその剣を振るうキャラクターが最高にカッコイイ少年漫画は、それだけで有無を言わさず正義だろう。あとは五条先生のように女性ウケする要素があるかどうか。今週号だけではイマイチ読めないが、それを抜きにしてもこの漫画は100%来るだろうな。


確信したので全巻買っちゃいました(未読)。


──以上、ポスト『呪術』を勘だけで予想してみた。もちろん大ハズレする可能性は否定できないし、あるいはどの漫画もすでにヒット作ポジションにいるのかもしれないが、実は私はこの方法で『呪術廻戦』のヒットを的中させている。



・実績あり

あれはまだ『呪術廻戦』が一般的には無名だった2018年。いつものようにジャンプをパラパラめくっていると、妙にオーラを感じるページが目に入って思わず手を止めた。それが第15話。五条が初めて領域展開するシーンの見開きだった。


コミックス1巻すら出ていない時期だったが、「これは人気出る!」と確信し、翌週からよく分からないまま読み始めたことを覚えている。まさかあんな怪物コンテンツになるとは思わなかったが、どうも『カグラバチ』からはこの時の『呪術廻戦』に匹敵するオーラを感じるのだ。

巻数的にもまだまだ追いつきやすいはずなので、私の勘を信じてやってもいいという人はぜひチェックしてみてほしい。

参考リンク:週刊少年ジャンプ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.