このところ、しびれる辛さを楽しむことを「マー活」というらしい。てっきりニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手(マー君)がアイドルの応援に精を出す姿かと思ったが、辛いものが流行っていることで生まれた言葉だそうな。

もしかしたら今年の流行語になったりするかもなぁ……という予想は早すぎるので置いといて、スーパーの冷凍食品コーナーを物色していたら「マー活」にピッタリな商品を見つけた。かなり前から置いてあったような気もするが、販売元の日清によると麻婆焼そばは今年3月1日に発売された商品とのことだ。

・よくある冷食麺

購入した同商品の値段は218円。外で食べるより格安だが、麺類の冷凍食品のなかでは高すぎず安すぎずといったところだろうか。外袋を開封するとそのままレンチンできる袋に具材がイン。別添で「特製花椒(ホアジャオ)パック」も入っていた。

作り方は単純明快。ベリベリッと「特製花椒パック」を外し、そのままレンジに入れて加熱したらOKだ。ここまでは “よくある冷食” という感じではあるが、麻婆焼そばは出来上がりからが真骨頂。袋から出して皿に盛りつけている時点で部屋の空気清浄機が反応するほど、美味しそうな匂いが漂ってきた。

・いざマー活へ

それでは、いざマー活! ……とこれまで散々「マー活」と言っておきながら、実を言うと記者は辛いものがそこまで得意じゃない。まずはNO花椒からスタートしたのだが、すでにピリリと辛く、先が思いやられる。

全部ぶっかけると、辛さは「2 / 5」、シビれは「4 / 5」となるらしいから、あとは自分で確かめてほしい……と言いたいところだが、そんなレポは許されないし、どうせなら破壊力がどれくらいなのか知りたい。てな訳で、試しに「特製花椒パック」を少し加えてみると、グッとシビれが増した。さらに慣れてきたところで徐々にぶち込んでいったら……

マジで辛い! 首すじに流れる汗……水を飲む手が止まらない……。見事にノックアウトされてしまった。舌がヒリヒリというかビリビリするし、これなら激辛が好きな人でも満足できることだろう。

・そこらへんの中華料理屋よりウマい

また、辛さだけでなく、根底で蒸したちぢれ麺と餡のバランスがとれていて「ウマ辛」という表現がピッタリ。正直なところ、そこらへんの下手な中華料理屋で食べるより断然ウマかった。

それに加えて量も330gと大盛り仕様。いろんな面で満足度の高い商品と言える。もちろん、バッチリ「マー活」もできたので、気軽に辛いものを味わいたい人は試してみるといいだろう。

参考リンク:日清「冷凍 日清中華 麻婆焼そば 大盛り」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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