宮城県仙台市と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。杜の都、ずんだシェイク、楽天、ベガルタ、サンドウィッチマン、フィギュアスケートの羽生結弦選手……どれも正解だが、多く挙がるのが「牛タン」だろう。

それもそのはず、飲食店やお土産コーナーには「牛タン」の文字がズラリ。もはや「仙台=牛タン」は常識中の常識……なのだが、同時に非常識なニュータイプも存在していた。ずばり「牛たんサイダー(250円)」がそう。なんでもマツコ・デラックスさんが悶絶したらしい。

・マツコさん悶絶の一品

牛たんサイダーを発見したのは、太白区の秋保(あきう)温泉を訪れたときのこと。お土産コーナーに立ち寄ったところ、テレビ番組『マツコの知らない世界』で紹介されたというパネルが視界に飛び込んできたのだ。

「悶絶」「紹介されました!!」といった文言が並んでおり、どう考えてもウマーベラスな味がするとしか思えない。しかも、あのマツコさんを悶絶させるとは……! となれば、もちろん飲むしかないが、合わせてずんだサイダー(250円)も大きく紹介されていたので買ってみることにした。

・牛たんサイダーを飲んでみた

では、実際に飲むとしよう。牛たんサイダーを開栓すると、ふわりと漂う牛タンの匂い。現地で牛タンを食べたばかりだったので、何がどう違うのか詳しく分かりそうだが……。ふむ、これは……!


ふむ……


個人的にはウマいというよりも「飲める」との表現がしっくりくる。少なくとも、牛タンサイダーはグビグビ喉を潤すタイプではなさそうな気がする。「2口目も飲んじゃう」と紹介されていた意味が分からなくもないが、これなら明るい緑色をした ずんだサイダーの方が飲みやすそう。

・ずんだサイダーに挑戦

てな訳で、気を取り直して ずんだサイダーを飲もうとすると、ラベルに「東北ずん子」ちゃんが描かれていることに気づいた。オフィシャルページによると、ずん子ちゃんは高校2年の17歳。何とも可愛らしいが、必殺技の「ずんだアロー」はどんなお餅もひとたまりもなく ずんだ餅に変えてしまうらしい。

とはいえ、イラストを見る限りオラオラした味で攻めてくる気配はない。ずんだシェイクも甘くて美味しいというし、きっと ずんだサイダーも……


と思いきや!



おっ、おうっ……


(^O^)ずんだアロー(^O^)


枝豆パウダーを使用しているだけに、クセのある匂いがして味も枝豆である。番組を見ていないのでマツコさんがどう悶絶したか分からないが、記者としては「ハマる人にはハマるのかな」というのが率直な感想だった。

・おはぎサイダーもある

ちなみに、売店には「おはぎサイダー」という商品も置いてあった。もし仙台に行く機会があれば……と言いたいところだが、通販でも売っているので興味のある人は試してみるといいだろう。

参考リンク:東北ずん子オフィシャルページ、Amazon「ずんだサイダー」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼枝豆パウダー使用

▼ちなみに宮城県の牛タンは、他で食べるような肉と違って肉厚だ