コーラ……それはもはや人類にとって定番の飲み物。かつてインドでは、飲み水がないのにコーラは行き渡っていたなどという話もあったレベル。それゆえだろうか? トチ狂ったとしか思えないようなフレーバーが定期的に出るのもコーラである。今までも きゅうり やら小豆やらと変り種は色々あった。

しかし今回紹介するのはぶっちぎり。まさかのカニフレーバーのコーラ。名前もそのまま『カニコーラ』である。思いついたヤツは相当ヤバいと思うし、GOサインを出したヤツもブッ飛んでいるとしか思えない。まさに狂気を体言したかのようなコーラ……だがそれがいい! 

・新潟県産

こちらのカニコーラ、製造元はコカ・コーラやペプシコーラではなく、新潟の拓洋水産工業という会社。HPを見てみると、TOPからカニを推しまくっている水産系の加工食品を主に扱っている会社なようだ。飲料メーカーでは無いということもあるのだろう。やはり流通エリアは限られており、主に新潟県内で売られているそうだ。

ただ、日本全国の新潟が含まれる物産展などのイベントにて扱われることもあるようで、筆者が入手したのもその手の機会でのこと。販売価格は200ml入りの1瓶が300円。コーラとしての価格はそこそこだが、こいつに関しては値段など些細な問題だろう。気になるか、気にならないかの2択……そういう類の商品だと思う。


・カニ入り

ラベルはなにやらコカ・コーラを意識したかのようなアルファベットによる「Cani-Cola」と、ノスタルジックなカタカナでの「カニ・コーラ」の表記。そしてしれっと金色に輝く「蟹・甲羅」の文字! おっさんのダジャレかよ!! 完全にジョークグッズのノリである。何これ大丈夫なの? 

適当すぎる雰囲気に、ちゃんとカニが入っているのかどうか心配になってきた。しかし成分表を確認してみると、そこにはカニガラパウダー(日本海産)の文字が。更にガチ感を演出する「アレルギー物質 カニ」という表記。

ほう……フザけた発想にフザけたラベルだが、カニはガチみたいだ。いやいや、冷静に考えるとフザけた見た目でガチなことをやっている感があって余計に狂気を感じる。夜道に突っ立っている目が全く笑ってないピエロみたいなヤバさ。一番油断したらマズい相手である。


・磯臭いモノの片鱗

これは味もある程度覚悟しておいたほうがいいかもしれない。緊張しながらふたを開けて、まずはにおいをチェック……。


おや? 特にカニっぽいにおいはしない。瓶の口が小さいせいかもしれない。グラスに注いで、もう一度嗅いでみよう。


匂いはただのコーラだ。少し泡立ちの感じがきめ細かい気もするが気のせいかもしれない。少し警戒しすぎたか? こいつは案外味もコーラかもしれない。なんだよ、全くビビらせやがって……。さっさと飲むとしよう。



……やはりただのコーラ。



いや、これは……



カニ……ッ!!



あ……ありのままに今起こったことを話すぜ! 俺はコーラを飲んだと思っていたら、喉を過ぎた辺りでカニになっていた。何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった。

こいつはきゅうり味だとか小豆味だとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねぇ。もっと磯臭いものの片鱗を味わったぜ……。カニに変化するコーラっぽく、やや磯臭い液体! こいつはオーシャンな斬新さだぜ……。

とにかく、この手のアヤシイ飲み物が気になってたまらないという人は死ぬまでに試しておくべき一品だ。筆者的に、コーラ界の変り種選手権では現状でぶっちぎりのトップ。え、ウマいかマズいか? こいつはそういう基準で語るべきではないシロモノだと思うが……一応ウニとかホヤが駄目な人は恐らくアウトとだけ記しておこう。

参照元:拓洋水産工業カニコーラNew York Times(英語)
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.