日本最強のソーセージブランド、シャウエッセン。誰に習ったわけでもないけれど、物心がついた頃には「シャウエッセン = ソーセージ」だとインプットされているから恐ろしい。パリッとした食感は最高の一言で、まさに「美味なるものには音がある」だ。

そんなシャウエッセンが1985年の発売以来、初めて “あの食べ方” を解禁するという。絶対にダメだと教えられてきたあの食べ方を今さらOKにするなんて……! しかもあの食べ方だと、ボイルと比べて濃厚な味わいだというではないか。おい、日本ハム……この30年間は何だったんだ?

・「あの食べ方」の正体

ここでさっそく “あの食べ方” の正体を明かしてしまおう。あの食べ方とはズバリ「レンチン」である。シャウエッセンはこれまで30年以上、加熱のし過ぎで破裂してしまう恐れがあるため電子レンジでの調理を禁止してきた。事実、親御さんから「レンジはダメ!」なんて注意された覚えはないだろうか?

だがしかし、時代のニーズに応えるため幾度ものテストを繰り返した結果、美味しく調理できる秒数を割り出したという。そのことをシャウエッセンは「手のひらを返します」と題して、大々的にPRしているのだ。

レンチンをOKにするのはイイ。むしろ遅いくらいだ。男の1人暮らしだって電子レンジがあたり前になって相当経つぜ? 日本ハムよ、仕掛けが遅すぎるんじゃねえのか!? ぶっちゃけ「シャウエッセン売れてたから放っておいた説」の香りがプンプンする。

・レンチンを解禁!

日本ハムの悪口はこのくらいにしておいて、新生シャウエッセンのPRの1つとして展開しているのが、お笑いコンビ「和牛」の2人を起用したCM動画だ。さすが実力派の2人、基本的には「ただシャウエッセンをレンジで温めるだけ」の内容を、笑いを交えながら3分近くも引っ張っている。というか、普通にコントとしておもしろい。

詳細についてはぜひ動画をご覧になっていただきたいが、いつもながらにやや理不尽かつマイペースな水田さんと、それに翻弄されつつ締めるところは締める川西さんのやり取りは必見だ。というか、和牛のお二人も「シャウエッセンをレンチンするコント作ってください」って言われて大変だったんだろうなぁ。

・試してみた

それはどうでもイイとして、とりあえずは解禁された「シャウ・レンチン」を試してみることにした。調理方法は至って簡単で、皿に出したシャウエッセンを電子レンジで温めるだけ。新パッケージに記載されている加熱時間をきっちり守れば破裂の心配もないぞ。

お湯を沸かす手間もなければフライパンに火をつける必要もないから「シャウ・レンチン」は、ある意味でシャウエッセンの究極の調理方法といえるだろう。あとは味……! 味さえよければ全てがハッピー!! レンチンしたシャウエッセンを食べてみると……!

うむ、味も完全体のシャウエッセン! 電子レンジであれば旨味が絶対に逃げないから、いつもより確かに濃厚な味わい……な気がした。少なくともみんなが知るシャウエッセンよりも美味しくないということはない。だって……売れてて放っておかれるシャウエッセンですから(仮説)。

ただ、味は完璧にシャウエッセンでありながらここまで簡単に食べられる手軽さこそが「シャウ・レンチン」最大の魅力であろう。これまで「茹でるのがめんどくさい」とシャウエッセンを敬遠していたものぐさ男性も、ここまで簡単ならば文句はないハズだ。

ちなみに、同じくレンチンOKのピリ辛風味「シャウエッセン ホットチリ」の動画にも和牛の2人が登場しているから、そちらもぜひチェックして欲しい。先ほどの動画と併せて観れば、おもしろさも倍増、2人の苦労も2倍わかることだろう。

というわけで、今さらではあるものの、ついに禁断の「シャウ・レンチン」が解禁された。3分間ボイルが鉄板の美味しさなのはもちろんだが、そのクオリティをこれまでよりも遥かに手軽に味わえるようになったので、ぜひお試しいただきたい。でもパッケージ通りの秒数でやらないと普通に破裂しちゃうぞ☆

参考リンク:日本ハム「シャウエッセン」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼シャウエッセン「シャウ・レンチン」篇はこちら。

▼シャウエッセン「ホットチリ」篇はこちら。

▼左が旧パッケージで右が新パッケージ。レンチンする際は時間を守ろうな!

▼初めて食べたがホットチリもウマかった。ちゃんと辛いのがイイ。

▼みんなも「シャウ・レンチン」してみてくれよな! とにかく簡単なのがイイぞ!!