スポーツファンにとって、ひいきにしているチームの勝利はこの上ない喜びだ。もし優勝でもしたら、お祭り騒ぎになることもしばしば。日本でも、阪神タイガースファンによる「道頓堀ダイブ」などが広く知られている。

ただ、喜びすぎるあまり、危険が伴うのもよく聞く話。海外でも我を忘れてしまうくらいはしゃぐケースがあるが、アメフトファンが危険防止のためにとった警察の対策を忍者のようにかわしてニュースになっている。

・地元警察が電柱に油を塗るも……

つい先日、米ペンシルベニア州のNFLチーム「フィラデルフィア・イーグルス」が第52回スーパーボウルに進出を決めた。これに地元ファンは大歓喜。英ニュースサイト『indy100』によると、大騒ぎを予想した警察と地方自治体は、ファンが電柱に登らないよう食用油「Crisco:クリスコ」を塗ることにしたという。

・ファンはおかまいなし!

そして、市と警察の職員がバターのようなクリスコを塗っている画像を見ると、電柱はベッタベタ! もし電柱を登ろうとしても、ツルツルと滑りまくってしまうことだろう。

ところが、町に繰り出したフィラデルフィア・イーグルスのファンは、クリスコなんておかまいなし! 動画で確認できるが、ベッタベタの電柱にひるむことなく、忍者のように登ってしまったのだった。

・クリスコだけでは止められない?

熱狂的なファンにとっては「クリスコなんてなんのその!」といった感じだったと思われる。逆にこういった対策を施されてしまうと、妙にチャレンジしたくなるのが人間の性(さが)と言えるかもしれない。

ちなみに、注目の第52回スーパーボウルは2018年2月4日に開催される予定だ。もしフィラデルフィア・イーグルスが勝利を収めたら、クリスコ以外にも対策が必要になることだろう。

参照元:Twitter @Fox9Sportsindy100(英語)
執筆:Nekolas

▼ファンが電柱に登らないよう油を塗るも……

▼熱狂的なファンはおかまいなし!

▼ベッタベタ&ツルツルの電柱を制覇したファン