日本が世界に誇るジャパニーズ文化のひとつに「カラオケ」がある。1970年代に日本で誕生したカラオケは、英語で「Karaoke」スペイン語で「Karaoke」フランス語でも「Karaoké」と呼ばれるなど、世界に通用する大衆文化となった。

2017年8月、そのカラオケがさらなる進化を遂げ、なんと世界初の『カラオケ観覧車』が誕生するという。観覧車で……カラオケだと? 正直、わざわざ観覧車にカラオケを持ち込む必要があるのか疑問だが、物は試しということで実際に乗ってみることにした。

・東京ドームシティに誕生

カラオケが設置されたのは、東京ドームシティ(後楽園遊園地)の観覧車「ビッグ・オー」である。8月1日から5台に1台の割り合いでカラオケが導入され、1周15分の間カラオケが歌い放題だという。なお、料金は通常の観覧車と同じ税込820円、4名まで乗車可能だ。

それはさておき、カラオケにも観覧車にもそれぞれ楽しさはあるが、果たして『カラオケ観覧車』はちゃんと楽しいのだろうか? 景色が気になって歌に集中できなかったり、逆に歌に気を取られ景色を楽しめなかったりするのではないか? ……やや不安である。

今回はカラオケがまあまあ好きな私(P.K.サンジュン)と、カラオケが超大好きなYoshioの2名でカラオケ観覧車に乗ってみることにした。平日の真昼間、酒も飲んでいないシラフのおっさん2人でもカラオケ観覧車は楽しめるのだろうか?

観覧車に乗り込むと、エアコン完備でバッチリ涼しい。これは快適に歌えそうだ。マイクとタッチパネル式の液晶画面も、観覧車なのにあまり違和感がない。また、曲数は50曲のみだが定番のヒットナンバーがズラリと並んでいるので、15分なら余裕で過ごせるハズだ。

まずは間違いなく盛り上がるTOKIOの「LOVE YOU ONLY」をチョイス。おっさん2人のくせに……メチャメチャ楽しい! カラオケボックスではあり得ない光景がテンションを上げるのか、会心のオンリーユー連発だ!!


さらにカラオケ観覧車のすごいところは “てっぺん” に到達すると異常なほど盛り上がるということ。このときは嵐を歌っていたのだが、あんなに喉が開いた「LOVE SO SWEET」は人生で初めてだった。カラオケ観覧車……マジ超楽しィィィイイイイイイ!

結果的にカラオケ観覧車は、普通のカラオケよりも普通の観覧車よりもメチャメチャ楽しいことが判明した。……もちろん一緒に行くメンバーにもよると思うが、東京ドームを見下ろしての熱唱は最高に気持ちいいぞ。興味がある人は、ぜひ東京ドームシティの『カラオケ観覧車』をチェックしてみてくれよな!

参考リンク:東京ドームシティ「カラオケ観覧車」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼酒も飲んでないのに大熱唱。

▼下に着いても降りたくない。

▼カラオケ観覧車、超楽しいぞ!

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