一般的に子供向けの楽曲を “キッズソング” と呼ぶ。だがしかし、中にはキッズソングの枠を超え多くの大人たちをも魅了する大ヒット曲があるものだ。古くは「およげ! たいやきくん」に始まり「だんご3兄弟」そして最近なら「パプリカ」などがそれに該当する。
そして今、密かに「パプリカ超え」と噂される奇跡のキッズソングが存在することをご存じだろうか? それこそが2020年4月に発表された『カラオケねこちゃん』である──。今回は『カラオケねこちゃん』を手掛けた天才プロデューサーに、緊急独占インタビューを敢行したのでぜひともご覧いただきたい。
・天才プロデューサー、Yoshio
まずは『カラオケねこちゃん』の天才プロデューサー「Yoshio(ヨシオ)」氏のプロフィールを紹介しよう。練馬区生まれ練馬区育ちのYoshio氏は、高校時代にプロギタリストを目指すもあえなく挫折。その後、何だかんだあって、現在はロケットニュース24のエラい人に収まっている。つまり、当サイトのYoshioだ。
ただし『カラオケねこちゃん』の作詞と作曲、そして歌とダンスまでをYoshioが担当したことは紛れもない事実であり、本人が「パプリカを超える」と本気で言ってるんだから仕方がない。その振る舞いだけは紛れもなく “天才プロデューサー級” である。
・誕生のきっかけ
──『カラオケねこちゃん』の動画を拝見しました。パプリカを超えるかはともかく、耳に残る歌だったと思います。
「ちょっと待って。まずはお礼を言わせて欲しい。今日はわざわざありがとう。僕もやっと『カラオケねこちゃん』を発表できたこと、そしてみんなに聴いてもらえることを本当に楽しみにしてるんだ。今日は何でも答えるよ」
──あ、はい。ではまず『カラオケねこちゃん』が誕生したきっかけを教えていただけますか?
「OK。うちには3歳と4歳の娘がいるんだけど、彼女たちとよく近所にある “カラオケまねきねこ” に行くんだ。猫をモチーフにした看板があるんだけど、それを見て喜ぶ娘たちの姿にインスピレーションを受けたのさ」
──なるほど。
「この曲を娘たちに聴かせたら、ちょっとビックリするくらい喜んでくれたんだ。その姿を見て確信したよ……これはパプリカを超えるぞ……ってね」
──そ、そうですか。ちなみに動画でウクレレを弾いているのはどなたですか?
「ああ、彼女か。彼女は僕のマムだよ」
──マム?
「あ、ごめんごめん。母のことさ。マムはウクレレを習うくらい音楽が好きな人だから、もしかしたら僕の音楽的才能は彼女から遺伝したのかもしれないね」
・天才プロデューサーが伝えたいメッセージ
──なる……ほど。ただ、あまり認めたくはありませんが、非常にキャッチーで思わず口ずさみたくなる曲だと思いました。
「そうかい? テンキュー。実際にうちの娘たちもよく歌っているし、僕自身も気付いたら口ずさんでることがあるから、いいメロディーラインができたんじゃないかな?」
──ちなみに、いまこのタイミングで動画を公開した理由などはあるのでしょうか?
「よく聞いてくれたね。僕が伝えたかったのはまさにそこなんだ。いま世界はこれまでと違う表情を見せているよね。ただ、やっぱり子供たちにはいつも笑顔でいてもらいたいんだ」
──はい。
「きっと、日本中……いや、世界中に保育園・幼稚園・小学校などに行けないで退屈している子供たちがたくさんいる。もし『カラオケねこちゃん』をその子たちに聴いて楽しんでもらえたらこれ以上嬉しいことはないよ」
──目標が大きすぎる気もしますが、心がけ自体は素晴らしいと思います。
「実はもう『英語版・カラオケねこちゃん』の制作に取り掛かっているんだ。僕は『カラオケねこちゃん』で世界を獲るつもりだよ」
──さすがに世界をナメすぎでしょ。
これは秘話になってしまうのだが、Yoshio氏は数カ月前から『カラオケねこちゃん』の存在を我々に明かしていた。誰1人として取り合わなかったことはさておき、完成した動画を観てみたところ、確かに耳に残る曲ではある。意外と『カラオケねこちゃん』で喜ぶ子供も多いのではなかろうか?
果たして『カラオケねこちゃん』はどんな曲なのか? わずか40秒ちょいの作品なので、気になる方はぜひ動画をご覧いただきたい。ただし、冷静にパプリカと比較したツッコミを入れることは厳禁とさせていただく。
参考リンク:YouTube「カラオケねこちゃん」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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