2015-05-18_154319
子供が少し無謀な夢にチャレンジしたいと言ったら、親としては応援したいと思いつつも、無難な選択をして安泰な道を歩んで欲しいと願ってしまうものだ。なので「どうせ無理だからやめときなさい!」という言葉を、親から言われたことがある人は結構いるのではないだろうか。

だが、ダウン症というハンデを持って生まれながらも、“チアリーダーになりたい!” という夢を持っていた娘を励まし続けた母親がいる。そして、チアリーダーのオーディションに見事に合格した少女の喜び方が “素敵すぎる!!” と、その瞬間をとらえた動画が、再生回数を1300万回超えて話題になっているのだ。

・アメリカでチアリーダーは女王様的存在

日本の学校でチアリーダーは一般的でないが、アメリカの学校のおいては女王様的存在である。チアリーディングのチームに入れたら自動的に学校の人気者になれるので、チアリーダーは女子の憧れの的なのだ。ゆえにチアリーダーになるための競争率は高く、簡単になろうと思ってなれるものではない。

・ダウン症の少女の夢はチアリーダーになること!

そんななか、米ルイジアナ州に住むダウン症の少女レイシー・パーカーちゃんは、チアリーダーとして活躍する姉を見て育ち、いつの日か自分もチアリーダーになることを夢見ていた。

現在、小学5年生で10歳のレイシーちゃんが生まれた時、医師は10日も生きられないと診断したという。だが、元気に10歳の誕生日を迎えた少女は、自分の夢を叶えるべく、学校のチアリーダーのオーディションを受けると言い出したのだ。

・障害に関係なく、娘の夢を応援し続ける母親

過保護な親だったら子供が傷つくのを恐れて、「きっと無理だからやめておきなさい」と言うかもしれない。だが、校長先生とチアリーダーのコーチの励ましもあり、レイシーちゃんの母親レネさんは、娘にオーディションを受けさせたのである。こうして、チアリーダーのオーディションを受けた少女が、いよいよ結果を受け取る時が訪れた。

・少女の喜びをとらえた動画の再生回数が1300万回超え!!

オーディションの結果は学校のウェブサイトで発表があり、レネさんがタブレットでレイシーちゃんに確認させたところ、自分の番号を発見した少女の顔がパッ! と明るくなった。「やったわ~!!」と飛び上がって、合格に大はしゃぎする彼女の喜びっぷりがあまりにも素敵すぎて、その様子をとらえた動画が大きな話題に! 

地元のテレビ局WBTVのFacebookに投稿された動画が、なんと再生回数1300万回を超えるまでになっている。

「どうせ無理だから」と自分で諦めてしまうのも残念だが、そう周りに思い込まされてしまうことほど悲しいことはない。やはり、親という一番影響力が大きい存在に信じてもらえてこそ、子供達は頑張れるのかもしれない。

参照元:Facebook @WBTV NewsINQUISITRwbtv.com(英語)
執筆:Nekolas

▼オーディションに合格して、レイシーちゃんが喜ぶ瞬間をとらえた動画はこちら