日本を代表する特撮ヒーロー、ウルトラマン。幼い頃、誰もが一度は憧れたことがあるであろう絶対的正義の存在だ。そんなウルトラマンとJR東日本がコラボした『JR東日本ウルトラマンスタンプラリー』が開催中であることをご存じだろうか?
私(筆者)はウルトラマン世代ではないし、スタンプラリーも未体験。軽く横目で受け流していたのだが……。何気なく台紙に1つスタンプを押した瞬間から、自分でも信じられないほどウルトラマンスタンプラリーに夢中になってしまったのだ……! ハッキリ言ってこれは神イベントである!!
・「JR東日本ウルトラマンスタンプラリー」とは
まずはイベントの概要を説明しよう。『JR東日本ウルトラマンスタンプラリー』は、東京都・千葉県・茨城県の一都二県、全64駅に設置されたウルトラマンスタンプを、専用の台紙に押していく……という非常にシンプルな内容だ。
1966年放送開始の「ウルトラQ」を始め、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」の初期4作品のヒーロー・怪獣がスタンプになっており、各駅の判断で何をスタンプにするか決定している。
例えば、駒込駅なら「ゴメス」、金町なら「カネゴン」と駅名と関連付けられたものや、「大塚駅にはゴローのように大きくてみんなから愛される名物社員がいます」との理由から「ゴロー」を選出しているものまで、人情と温もりを感じる “生きたイベント” なのだ。
・興味はなかったがスタンプを押した瞬間……
とはいえ、ウルトラマンは幼い頃「ウルトラマンエース」を再放送で見ていた記憶がうっすらとあるくらいの私は、発見してからもしばらくは一切の興味がなかった。これまでJRで開催されていたスタンプラリーも、存在は知っていたが参加したことはない。ぶっちゃけ「何がおもしろいの?」とも思っていた。だがしかし……!
何気なく手に取った台紙は、全然チンケじゃない。むしろ内容も素材もしっかり作り込まれてるやん……。気付くとスタンプ台にフラフラと吸い寄せられ、御徒町駅のスタンプ「ゼットン」を押した瞬間! 体に稲妻が走り、自分でも信じられないほどの使命感に体が支配された!! 「俺は全力でスタンプを集めなくてはいけないッ!!」と……!
それがウルトラパワーなのかどうかはわからないが、スタンプを集めるのも楽しい、駅のルートを調べるのも楽しい、どの駅にどのスタンプがあるのか見るのも楽しい、立ち寄れそうな駅をピックアップしスケジューリングするのも楽しい……と、全てが楽しいのだ! こんなに人をハッピーにさせてくれる神イベントは滅多にない!!
・理由はわからないがとにかく楽しい
お恥ずかしながら、現在私の思考の4割くらいはウルトラマンスタンプラリーで占められている。もうウキウキしちゃって仕方ないのだ。出来ることなら今すぐ電車に飛び乗り全駅を制覇したいくらいである。──マジで理由はハッキリわからないのだが。
スタンプは改札の外にあるから、毎回清算しなくてはならないが、都内だけであれば1日750円で乗り放題の「都区内パス」などもあるから賢く利用しよう。「気持ちがわからない」という人も、だまされたと思ってまずは1個だけスタンプを押してみて欲しい。とんでもない使命感に体が支配されるハズだ!
参考リンク:JR東日本「ウルトラマンスタンプラリー」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼こちらが台紙。素材はペラペラではなく、比較的しっかりしている。
▼フルカラーで、内容も作り込まれているぞ。
▼興味は全くなかったのだが、「ゼットン」のスタンプを押した瞬間……!
▼体に稲妻が走った!!
▼それからはルートを見たりしながらニヤニヤしている。
▼集まってきたときの満足感がハンパない!
▼スタンプは各駅が選出している。金町だから「カネゴン」とか微笑まししい。
▼改札を出なくてはいけないから、お得な切符を利用しよう!
▼マジで1回押してみてくれ! 神イベントやで!!