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欧米や韓国に押されてなかなかメインストリームに上がれない中華エンタメ。レンタルビデオでも中国、台湾のものは少なく「“アジアコーナー”なのに韓国ドラマしかない(笑)」というのが現実である。

そんななか、台湾の有名バンドがGLAYとのコラボ曲「Dancin’ Dancin’」を発表し注目されている。このコラボは、これは単なる話題づくりのチョイコラボではない。なんと両バンドの12年越しの思いがつまったアツいものであるらしいのだ!

・GLAYとMaydayの出会い

台湾バンドMayday(五月天)は、日本の人気バンド flumpool と『おしん』の主題歌を担当し話題となったことも記憶に新しい。GLAYとの出会いは、もっとはやく、2001年に福岡で行われたライブ「GLAY EXPO」に、Maydayが参加したことがきっかけだそうだ。その後、両バンドは「一緒に何かしたい」と考えていたそう。ライブにゲスト出演するなどはあったものの大きな機会がなく12年が過ぎてしまったのだという。

・Maydayが作詞をお願い → GLAYのTakuroが3日で書き上げる

そんななか Mayday の日本での活動が決まり、これはチャンスと Mayday 側から依頼し GLAY 側が快諾。歌詞は、GLAY の Takuro 氏がホテルに3日間籠って書き上げたものであるそうだ。

そうやって生まれたのが、Mayday の楽曲「傷心的人別聽慢歌」に日本語歌詞をつけ、さらに GLAY の TERU氏がボーカルとして参加した楽曲「Dancin’ Dancin’ feat. TERU」だ。詞、曲、歌、そしてミュージックビデオと12年分の思いがガッチリつまった1曲になったのである。

・ネットユーザーの声

この楽曲は日本で発売するアルバム向けに作詞されたもの。歌詞もすべて日本語ではあるが、動画はすでに多くの台湾ユーザーにも見られており、
「日本語版だ、すてき!」「ツインボーカルがかっこいい」、「鳥肌がたった!」、「ちょっと日本語勉強してくる」などと感想が寄せられている。

・次の夢はもちろん共演!

今回のMaydayのボーカルのアシンは「Takuroさんに歌詞を書いてもらえて夢のよう」と話しているそうだ。ひとつの夢がかなったと言っていいだろう。

そして次の夢として、TERU氏は「いつか必ずGLAYとMAYDAYで大きなステージで一緒に立ちたいと思います」、Maydayのギターのモンスター(怪獣)も「次回はステージでコラボ出来ればと思います」とコメントしているそうだ。

日台間の交流や日本の台湾への関心はここ数年で目に見えて活発化している。今後、台湾アーティストが日本でどう活動していくのか注目したい。

参照元: Mayday公式サイトYouTube
執筆:沢井メグ

▼こちらが「Dancin’ Dancin’ feat. TERU」、後半の演奏シーンに注目だ

▼原曲の「傷心的人別聽慢歌」

▼過去のMaydayのライブにGLAYがゲスト出演した映像