2018年3月に『【結論】台湾映画&ドラマなら全力で「Netflix」を推したい! 作品数も内容も圧倒的だった』という記事で、Netflixは台湾コンテンツが充実している件をお伝えした。

このまま台湾コンテンツに強いNetflixでいてほしい…と願ったものだが、俺たちのNetflixは期待を裏切らなかった!! 2019年夏、内容がますます濃くなっているのだ。

・2018年話題作多め → 2019年より濃厚なラインナップ

2018年は話題作が多く登場していた。2019年8月現在のラインナップはというと、現地で話題となったのは当たり前! それにプラスしてNetflixオリジナル作品や、日本では未ソフト化の作品が増えてきたのだ。……たとえば!

・五月天『Mayday Life (人生無限公司)』

『Mayday Life 』はアジアのスーパーバンドことMayday(五月天)のライブ映像を交えた映画だ。こちら、なんと2019年5月24日に現地で上映されたばかりの最新作である。現地では大ヒット作だが、日本では7月に1日限定で上映されたのみだ。それがいきなりVODである。

ネット上でも「まさかNetflixで配信されるとは思わなかった!」と驚きの声が上がっている。

・あの台湾の人形活劇が台湾語で!!

美しい人形、そして派手なアクションで知られる台湾の人形劇「布袋戯(ポテヒ)」。日本では『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(以下サンファン)』で知名度がアップしたが、そのサンファンの製作にも携わり、今の布袋戯人気の元祖とも言える霹靂社(PILI)の作品が配信されているのだ。

タイトルは『PILI人形劇:ウォー・オブ・ドラゴンズ(霹靂英雄戦紀之刀說異數)』。こちらは音声を中国語(北京語 / 国語)だけでなく、台湾語に切り替えることができる。日本でッ! 日本で展開しているサービスで!! 台湾語の映像を見られる日が来るとは……ッッ!! 濃い。

・オリジナル作品も豊富

またオリジナル作品に目を向けてみると、『子供はあなたの所有物じゃない』『一千回のおやすみを』『双城故事 彼女たちの二都物語』。タイトルから察せられるように、よく日本で紹介されるようなラブコメや “アイドルドラマ(偶像劇)” ではない。

こういった毛色の異なるものを制作、配信しているのも特徴だ。見れば台湾への見識も深まるはず。そういえば台湾で2019年に暴力団の世界をテーマとしたNetflixオリジナル作品『NO WHERE MAN(罪夢者)』が配信されると話題になっていたけど、日本での配信まだかなぁ……。

台湾ドラマや映画は、レンタルDVDなどの実店舗では“アジア枠”として中国や香港、何ならインドくらいまでゴッチャにされがちだ。もう「あるだけで御の字」くらいの勢いなのにNetflixには “ある” だけではない。さらにその先をいっていた。

これらの映像は、以前の記事でも紹介したように中国語の勉強にもなる。台湾好きの方にはNetflix、マジでオススメだ! 

参照元:Twitter @Mayday_ENNetflix
執筆:沢井メグ