norton1

突然だが、あなたはPCやスマホの「ウイルス対策」をしているだろうか? もしかして「重くなるから」とか「意外と全然平気だから」とか言ってウイルス対策なしの “ノーガード戦法” を貫いていたりはしないだろうか? はっきり言って……ヤバイぞ!!

ウイルス対策をしていないと、一体全体、何がどうヤバイのか。ノーガード戦法を長年に渡って貫いてきた記者と共に、ウイルス対策の専門家に話を聞いてきたぞ!!

話をしてくれたのは、ウイルス対策ソフト『ノートン』シリーズで有名な株式会社シマンテックの吉田さん。実際にノートンを製品担当されている方である。まずは、近頃のウイルス事情について聞いてみたところ、専門用語バリバリな話だったため、究極に分かりやすく箇条書きで書いてみると……

・現在、1日あたり100万種以上、年間4億種以上のウイルスが作られている
・最近の傾向として、特定の人を狙う「標的型ウイルス」が増加の一方
・標的型ウイルスのため、ウイルスのサンプル入手も困難な状況
・俗にいう「定義ファイル」でウイルス対策するのは事実上キビシイ状態

……とのこと!

・「遠隔操作ウイルス事件」も標的型ウイルス
たとえば、一般的なウイルスソフトは、何かヤバいページに行ったり怪しいファイルを開こうとしたときに「トロイの木馬を検出しました!」みたいな表示が出てブロックしてくれたりする。これは、そのウイルスをブロックするための「定義ファイル」があるためだ。しかし!

この世に生まれるウイルスは1日あたり100万種以上! さらに標的型ときたら、これまでの方法では対策できない。つい先日、世間を騒がせた「遠隔操作ウイルス事件」も標的型ウイルスだ。単にPCに悪さをするだけではなく、何者かが勝手にPCを操作して犯罪者に仕立て上げられ、人生まで狂ってしまう恐ろしさ……どうすりゃいいのさ吉田さん!

・「ノートン入れてれば遠隔操作ウイルスも防げた」
彼いわく、当然のことながら「ウイルスソフトは絶対に必須」との答え。ノーガード戦法記者の顔が一瞬青ざめるなか、さらに追い打ちをかけて「スマホなどのモバイルも対策してないとヤバイ」ときた。だがしかし……吉田さんは目をカッと見開き、力強くこう言ったのである。「ノートン入れてれば遠隔操作ウイルスも防げたはずです」――と!

・ノートンならではの3つの特徴
古くからPCユーザーに親しまれているノートンだが、昔と今では性能も働きも対策方法も全然違う。日々進化するウイルスに対応するため、ノートンも独自の進化を遂げているのだ。ノートンならではの特徴は3つある。

まず1つ目は「不正侵入防止」機能 (IPS)。これは OS やソフトの脆弱性を狙い侵入しようとするウイルスに対処するための機能”であり、家に例えるならば「ガードマン(番犬)」に該当する。この門により、60%の脅威をストップすることができるという。

続いて2つ目は「インサイト」機能。日本語で言うなら「評価技術機能」である。ノートンをインストールしている全世界1億7500万人以上のユーザーからファイル情報を常に得ており、安全なファイル、危険なファイル、そして要注意なグレーなファイルの3つにファイルの安全性を分けている。つまりは街の評判だ。

最後の3つ目は「SONAR(ソナー)」機能。通称「振る舞い検知」機能ともいい、PC上で怪しい動きがあるとソッコーで検知、悪さをしているプログラムを捕まえてしまう機能である。人間に例えるならば、常に目を光らせて現行犯逮捕を狙う刑事(デカ)であろう。

これら鉄壁の3要素があるノートンならば、遠隔操作ウイルスにも対処できたと断言している。ちなみに、「Macはウイルスがないから安心」なんて言っているMacユーザーも要注意。ウインドウズに比べたら危険度は少ないことは事実だが、「ゼロではないので対策するに越したことはない」という。

・カフェなどにある無料Wi-Fiは激ヤバ
また、吉田さんはこんな話もしてくれた。いわく、有名カフェやレストラン、街のいたるところにある無料の「公衆Wi-Fi」は意外とヤバイということである。

具体的な仕組みは省略するが、その場にハッカーがいたとしたら、通信の内容は丸見えなのだという。全部丸見え。落ち着いてログを取り、家でじっくりと “何をやっていたか” を確認することもできるのだそうな。それも、いとも簡単に……。

・ハッカーがその場で作ったニセのWi-Fiスポットもある
また、第三者にWi-Fiでの通信内容を “覗かれる” パターンではなく、「その場の名前に似せたニセのWi-Fiスポット」を勝手に作り、うっかりその電波に乗ってしまったユーザーの通信内容をゴッソリと保存されるケースも実際にあるのだという。こ、こえええっ!!

ちなみに、最後にひとつ気になったことを聞いてみた。それは、古くから言われてきた「ノートンは重い」という評判である。我ながらヤバいことをズバリ聞いてしまった気がしたが、シマンテック吉田氏はニヤリと笑い、こう断言した。

「実はノートンは”ノートン2009” (2008年発売)で、すべてイチから作りなおしたのです。PCの性能も日に日に向上しているので、体感速度としては全く問題ない仕様になっています。また、先に述べた3つの特徴によって、結果的に動作のスピードも向上しました。動作パフォーマンスには絶対の自信を持っています」

と。ここまで言われたらノートンを入れたくなってくる。気になった人はノートン製品公式オンラインストアからも購入できるし、インタビューを頂いたシマンテック社のウイルス対策ソフト詳細はこちらから見ることができる。取材に同行したノーガード戦法記者も、「入れた方がイイんすかねえ」とつぶやいていた。……なに言ってんだよ、入れたほうがいいんだよ! さすがにノーガードはないだろう。

参考サイト:ウイルス対策のノートンセキュリティソフト | シマンテック
Report:GO