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「激録!」「密着!」「実録!」とくれば、やはり「警察24時」と言いたくなるのが人情。そんな番組に登場し、盗みやケンカ、酔っぱらいや痴漢など、あらゆる現場で活躍する警察官の姿は、とても頼もしく見えるものだ。

だが、しかし! “頼もしい” のは何も警察官だけではない。日々動物の命を救う、シェルターのスタッフだって頼もしいのだ!! ということで今回は、24時間子猫を救うシェルターの密着動画をご紹介したい。一体、スタッフはどのように小さな命に接しているのだろうか? 必見だ!

・24時間子猫のお世話!

世界中で大人気の2匹組の猫 “コール&マーマレード” が公開した、動画『GoPro: 24-Hr Kitten Nursery』。動画の撮影が行われた米サンディエゴの「ヒューマン・ソサイエティズ・キトン・ナースリー」施設では、年間何千匹もの子猫が保護されており、スタッフは付きっきりで子猫のお世話を行うのだとか。

・忙しそうに働くスタッフさんたち

動画を見てみると、確かにスタッフさんたちは忙しそう。子猫を温めて、数時間おきにミルクをやって、排泄を助けて、様子を見て、お掃除をして、歯ブラシで体を撫でて、体を洗って……とやることがいっぱいなのだ!

産まれたばかりのまだ目の開いていない生後数日の子猫や、固形物が食べられる生後1カ月ほどの子猫など、1匹1匹にあわせられたお世話がテキパキと進められている。うう、頭が下がります。

・日本では子猫の殺処分が多い

出産シーズンになると、施設にやって来る子猫の数は一気に増えるという。動画が撮影されているときもシーズン真っ最中だったようで、子猫の数は1500匹に到達しそうになっていた。サンディエゴでは2008年にこの施設が出来るまでは、保護しても世話しきれないことから、多くの子猫が殺処分されていたという話だ。

日本でも、捨てられ、殺処分される子猫の数は多い。2014年に、日本全国で行政にて殺処分された猫の数は7万9745匹。そのうち、4万7043匹は子猫だったと発表されている。

・子猫を助けるためには、人間が変わることが不可欠

日本での子猫の殺処分数を減らすために、そしてサンディエゴの施設に運び込まれる子猫を減らすためには、共通して “人間側が変わること” が不可欠のようだ。

子猫を助けるために……と、動画を紹介したコール&マーマレードは以下のアドバイスを寄せてくれているぞ!

猫の不妊去勢を徹底すること。
猫を捨てないこと。
新しく猫を迎えるときには、ペットショップでは購入せずに、動物愛護センターなどから迎えること。

簡単ではないこともあるけれど、今回の動画に登場した子猫のためにも、出来ることからやっていきたいものだ。

参照元:YouTube(英語)、環境省
執筆:小千谷サチ

▼可愛い子猫さんがいっぱいだ!