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近年インターネット利用者の低年齢化が進んでいる。ネットに不慣れな若年層が、課金制のゲームなどに膨大なお金をつぎ込んだり、コミュニケーションアプリで見知らぬ人と接点を持ってしまうケースが多発している。場合によっては犯罪に巻き込まれることもあるだろう。

そんななか、画期的な取り組みからひとつのアプリが誕生した。その名も「中学生がつくったネット依存度チェックアプリ」だ。これは中学生自身による、中学生目線のネット依存度をはかるアプリだ。だが、大人にも当てはまるところがあるようだ。あなたの依存度はどうだろうか?

・ワークショップから生まれたアプリ

これは、文部科学省委託の「青少年を取り巻く有害環境対策推進事業」、中学生ワークショップ「かしこく使おう! インターネット」で制作されたものだ。ワークショップでは、指導を受けながら、実際に中学生がチェック項目を手がけたそうだ。

・2014年3月まで無料

スマホの普及により、中学生・高校生の生活習慣の乱れや体調不良などが問題となっている。また先に述べたように、若年者がネット利用を通じて犯罪に巻き込まれる場合も珍しくない。これらを受けて、静岡県のサンロフト社がワークショップで出来上がったものをアプリ化して提供しているのだ。2014年3月まで iOS版、Android版ともに無料である。チェック内容の一部は以下のようなものだ。

・「中学生がつくったネット依存チェックアプリ」の質問(抜粋)

「オンラインゲームに多額の課金をしてしまう」
「食事中もずっとさわってしまう」
「真夜中にメールをしてしまう」(中学生がつくったネット依存度チェックアプリより引用)

・「ハッ!」とさせられる質問

学生が対象であるために、「勉強」という言葉が出てくるのだが、ここは「仕事」や「就業中」と考えると社会人にも当てはまるだろう。質問内容は非常にシンプルなものなのだが、チェックを行うことによって普段の自分の行動を振り返り「ハッ!」とさせられる。

・PC版もある

自分は依存症ではないと思っていても、意外にも高い依存度が出てビックリするかもしれない。ぜひとも試してみて欲しい。スマホをお持ちでない方はPC版もあるので、そちらでたしかめてみると良いだろう。

参照元:中学生がつくったネット依存度チェックアプリ

▼ネット依存度チェック(PC版の画面)
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▼以下のような質問が用意されている(保護者が考えたネット依存度チェックより)
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▼チェックの結果は以下のようになる
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