以前、書籍・雑貨店「ヴィレッジバンガード」で、強烈にうまいコーラがあることについてお伝えした。同店はこのコーラを「世界一ウマイ最高級コーラ」と絶賛している。たしかに世界も納得のクオリティであることに違いない。しかしながら、日本でもこれに勝るとも劣らない素晴らしいコーラがあることが判明した。

そのコーラは、沖縄本島の北部にある伊江島のコーラだ。地元名産のサトウキビからとれる黒糖と、湧き水を原材料にしているという。これがうまくない訳がない! 早速飲んでみたところ、やっぱりうまかった!

伊江島は沖縄の北西9キロの浮かぶ周囲22キロの小さな島だ。人口約5000人、サトウキビ・菊・葉タバコ・島らっきょなどの産地として知られている。

実はこのサトウキビを原材料にラムが酒製造されている。『Ie Rum Santa Maria』は、37度の高アルコール度数ながら、芳醇な香りと柔らかな甘さで、伊江島の自然のぬくもりを感じさせる。記者(私)は一度試飲したことがあるのだが、海外ブランドラムに匹敵するほどクオリティが高く、「これが国産ラムか」と驚いた。

このラム酒と共に、同島が力を入れているのが『IESODA XXX(イエソーダ トリプルエックス)』である。実は島には、北海岸の景勝地から湧き水が出ており、この水を元にして炭酸飲料が製造されているのだ。そのひとつがご紹介するコーラ『BLACKCANE COLA』である。BLACKCANEとは、「BLACK(黒)」+「CANE(茎)」を掛け合わせたサトウキビを意味する造語のようだ。湧き水と黒糖を使った贅沢なコーラ、うまくない訳がない。

一口飲むと、まずは強い酸味を感じる。しょうがでも入っているのか? と感じさせられるほどだ。その後から、黒糖の甘さがじわりと口に広がる。黒糖というとすごく甘いイメージがあるのだが、このコーラはスッと口のなかに溶けてしまうような甘さ。酸味とのバランスが絶妙である。

ちなみに購入は、伊江島の物販サイトで行っている。12本セットで3500円とのこと。コーラだけでなく、ホワイトソーダやフルーツソーダもあるようなので、是非お試しになってはいかがだろうか。

参照元:伊江もの本舗