Twitterに潜む闇の調査は続いている。売り子たちのお金を必要とする理由はさまざまで、ある人は生活費の足しに、ある人は遊ぶお金欲しさに、下着や動画の販売を繰り返しているのだ。
10人程度話を聞いているなかで、買い手による詐欺のほかに、もうひとつ売り手を脅かす危険があることに気がついた。その危険にさらされるのは、すべての売り子ではなく、比較的売り子を始めて日の浅い人たちである。
お金欲しさに「動画買いませんか?」と売り込んでくる人たちは、無防備であるがゆえに、後々まで危険を引きずることになる。
Twitterに潜む闇の調査は続いている。売り子たちのお金を必要とする理由はさまざまで、ある人は生活費の足しに、ある人は遊ぶお金欲しさに、下着や動画の販売を繰り返しているのだ。
10人程度話を聞いているなかで、買い手による詐欺のほかに、もうひとつ売り手を脅かす危険があることに気がついた。その危険にさらされるのは、すべての売り子ではなく、比較的売り子を始めて日の浅い人たちである。
お金欲しさに「動画買いませんか?」と売り込んでくる人たちは、無防備であるがゆえに、後々まで危険を引きずることになる。
シリーズ「Twitterの闇 売り子へのインタビュー」、これまでに約10人の売り子にDMを通じて話を聞いてきた。Twitterで遭遇した買い手に、私物や動画などを販売している売り子たち。常に円滑な取引が行われる訳ではなく、匿名であること逆手にとって、売り子にムリな要求をする買い手もいるという。
今回は危険な目に遭った人物のひとり、Dさんの話である。
Twitterには、表の顔と裏の顔がある。そのひとつが「裏垢」という使い方に代表される、匿名でのメッセージのやり取りだ。出会いを求めて裏アカウントを活用する場合もあるし、自撮りの動画や写真、そのほか私物を売買する場合もある。
このシリーズでは裏アカウントで売買するケースについて追っている。今回は20代のCさんだ。彼女はこれまで約10人の売り子にインタビューをしてきたなかで、もっとも高い売上をあげた過去を持つ人物だった。
Twitterは日本でもっとも親しまれているSNSのひとつである。日常の出来事をつぶやいたり、情報収集や連絡手段として活用している人も多いだろう。便利なツールだ。しかし、その利便性の裏に大きな闇がひそんでいる。
例えば、裏アカウントで出会いをほのめかす詐欺が行われたり、動画や写真などをひそかに売買する人たちがいたりする。その実態を探るために、今回は1人の「売り子」の話を聞いてみた。彼らは1カ月にどれだけの売上を得ているのか?