11月17日放送の『はねるのトびら』では、「エピソードNo.1グランプリ」という企画が行われていた。これは、ケンドーコバヤシ、小籔千豊など、フリートークで笑いを取ることを得意としている芸人たちが、しゃべりが苦手な芸人に手持ちのエピソードを教え込んで、彼らのトーク下手を克服させようとする、というもの。北陽の伊藤さおり、サバンナの八木真澄など、しゃべりのつたない芸人たちが次々に客前でフリートークを披露。失敗に次ぐ失敗の連続で、華々しく玉砕していった。
だが、そんな中でも1人だけ、格の違いを見せつけた芸人がいた。それが、狩野英孝だ。狩野は、ケンドーコバヤシに教わった「老人ホームに慰問営業」というエピソードをしゃべり始めた。練習の甲斐もあり、落ち着いた調子で話は進んで、最後の最後、オチの一言を発する瞬間に、奇跡が起こった。
「まさにまるでなんか、フランス芸術映画のワンシーンみたいな映画だっ……あのー、やつだったんですよ」