チャイナタウン化している池袋西口北側エリア。ゆえに、建ち並ぶ中華料理店も日本とは思えないガチ感がある。人呼んで「ガチ中華の聖地」だ。そんな池袋中華街に1000円前後で食べられる格安ランチバイキングブームが到来していることは以前の記事でお伝えしている通り。

現在、あの雑居ビル群の中には東北料理からウイグル料理までランチバイキングが15軒あることが判明しているけど、この度またランチバイキングの新店がオープンしたようだ。ありすぎィィィイイイ!

・小河帮川菜

その店の名前は『小河帮川菜』。オープンしたのは北口出てすぐの雑居ビルの3階である。行ってみると、ビルの案内板に「ランチバイキング1280円(税込)」と書かれた簡素な貼り紙が貼られていた。確かにランチバイキングの新店がオープンしている模様。っていうかこのビル……


ガチ中華フードコート『友誼食府(ゆうぎしょくふ)』のビルやん。

・入ってみた結果

友誼食府について詳細は以前の記事でご確認いただけたらと思うが、知る人ぞ知る日本と思えないスポットである。友誼食府の1つ下の階というのはちょっと期待が膨らむ立地だ。そこで3階に行き『小河帮川菜』に入店してみたところ……

結論から言うと、1280円のランチバイキングと考えると「かなり良い」と思った。理由は大きく分けると2つある。まず1つ目はバイキングのラインナップだ。

・豊かなバリエーション

コーナーが広く料理が20種類以上あるから、肉類からデザートまでひと通り揃っている。その中には、他店のランチビュッフェではあまり見かけないメニューまであった。

例えば、トマトと卵炒めとか、豚肉や卵や胡瓜やきくらげを炒めた『ムーシーロー』はよく見かけるけど、まぜそばがあるのは池袋中華街ランチビュッフェでは珍しい。

パン系も饅頭(まんとう)だけじゃなく焼餅(しゃおぴん)まであるし、『糯米丸子』はもち米のにぎり飯の中に肉団子っぽいのが入ってるし、料理が多いだけでなくバリエーションが豊かだ。


・池袋中華街で珍しいこと

おまけに、看板には四川料理と書かれていたけど、辛さを押し出してくる味の質ではなく旨みが強いので、日本人的にとっつきやすい味作りである。

っていうか、料理名が書かれているだけで珍しい。ひょっとして、ガチ本場の人向けだけでなく日本人客も視野に入れてるのかもしれない。料理名の名札にも日本語が書かれているし。

・理由その2

それで思い当たったのが理由その2。私は1人で入店したんだけど、相席じゃなかったのである。店内を見渡すと昼時だし客は普通にいたんだけど、1グループに1机与えられている。これも池袋中華街のランチ食べ放題には珍しい。

もちろん、席が埋まってたら相席になる可能性もある。しかし、池袋中華街では席が余っていようと相席で詰め込んで行く店が少なくない。その点を考慮すると、配席に配慮が垣間見えた。


・入門に良い店

店員さんにも日本語が通じたし、日本人の視点で見ると、かなりアウェー感が少ない方である。かと言って料理にはしっかりガチ感があるから、ひょっとしたら池袋中華街で最もハードルが低いガチ中華ランチビュッフェかもしれない。

池袋中華街のガチ中華に怖さを感じる人はここで慣らすというのも悪くないだろう。ビル自体も西一番街の門の外なので立地もディープすぎないし、入門的な意味で名店となる予感がしたのであった。

・今回紹介した店舗の情報

店名 小河帮川菜
住所 東京都豊島区西池袋1-28-6 大和産業3階
営業時間 月~金11:00~15:00、17:00~23:00 / 土・日・祝日11:00~23:00(休日もランチバイキングあり11:00~15:00)
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼この豚肉と玉子ときくらげの炒め物、ちゃんと名前あったんだなあ

▼酢豚も知ってる酢豚とちょっと違うけど、「フェンズォンロウ」マジ初めて見た

▼池袋中華街のランチビュッフェで焼餅(しゃおぴん)がラインナップされてるのは珍しい

▼中国茶もある