「おばけ」の記事まとめ
その昔……といっても数年前の話だが、お化けを探知できる「ばけたん」というオモチャがあった。チロルチョコ程度の大きさで、かたちは勾玉(まがたま)、ヒモを付けたら可愛らしいストラップにもなる。でも、うたい文句は「お化け探知機」だ。
見た目も価格も、完全にオモチャ。いわゆる “おもしろグッズ” 的な扱いなのだが、私(羽鳥)は今から8年ほど前、このばけたんを用いて、背筋がゾッとするような体験をした。そして「これはオモチャではない……ガチだ!!」と強く確信したのだ。
おばけ屋敷に行く理由は人によって様々である。涼を求める人、スリルを求める人、度胸試しをしたい人。その全ての条件を満たすおばけ屋敷を、名古屋は矢場町で発見した。……「ゆびきりの家」だ! タイトルだけでもガクブルものだが、勇気をふりしぼって行ってきたみゃー!
よく「クルマを運転してたら人が飛び出してきて、ぶつかったーっ! ……と思ったら消えていた」みたいな心霊体験話を耳にする。気づいたら後部座席に座っていた……という派生バージョンもあるが、いずれにしても真偽のほどは定かではない。
だがしかし、だがしかし! オーストラリアの高速道路で、まさに「ぶつかったーっ! ……と思ったらすり抜けていた」的な映像が撮影されていたのでご紹介したい。これは本当に、マジで、マジで本当に幽霊かも!!
急勾配の険しい山肌に、古ぼけた家々がしがみつくように密集するレトロな集落「九イ分(きゅうふん)」。
あの「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われ、日本人の間でも台湾旅行の定番スポット。台北から列車とバスを乗り継いで約2時間。迷路のような石畳の路地にそって、ひなびた商店が軒を連ねている。
今回ご紹介する「泥人呉」という名の奇妙な家は、この「九イ分」の奥の奥。どん詰まりの急坂に面した一角にひっそりと建つ私設の博物館。革の面をつけた殺人鬼が隠れていそうな、薄気味悪い廃屋風オンボロ家の入り口で、よれよれのおっさんがふたり、しかめっ面で客をひいている。
普通の人ならまず間違いなく素通りするところだが──。実はここ、九イ分で一番……。いや、台湾でもダントツのおもしろスポットなのだ!