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おばけ屋敷に行く理由は人によって様々である。涼を求める人、スリルを求める人、度胸試しをしたい人。その全ての条件を満たすおばけ屋敷を、名古屋は矢場町で発見した。……「ゆびきりの家」だ! タイトルだけでもガクブルものだが、勇気をふりしぼって行ってきたみゃー!

・期間限定の本格派おばけ屋敷

「ゆびきりの家」は名古屋矢場町の交差点にある。昨年は大阪と沖縄でも開催され、矢場町では7月から9月の期間限定開催。日本No.1おばけ屋敷プロデューサーの呼び名も高い、五味弘文氏が携わっている、本格派おばけ屋敷なのだ。

・自力歩行型で人間が驚かせてくるタイプ

私(筆者)はおばけ屋敷が苦手である。乗り物型ならともかく、自力歩行型はできる限り避けて生きてきた。だが「ゆびきりの家」は歩行型だ……。しかも! 機械による仕掛けもあるが、基本的にはおばけに扮した生身の人間が驚かせてくるのだ! 絶対入りたくないのである!!

・めちゃ怖いストーリーで恐怖倍増

それだけでも怖いのに、しっかりとしたストーリーがあるから怖さは倍増である。

「子供の時、あやこはお母さんと約束をしました。『お利口に待っててね、ゆびきりげんまん』でも、お母さんは帰ってきませんでした。あやこは捨てられたのです。その時からあやこの小指は、次第に感覚がなくなり、指切りをした形で動かなくなってしまいました。

大人になったあやこに、やがてひとりの恋人ができます。そして、また約束をします。『来週の日曜、遊園地に行こう、ゆびきりげんまん』しかし、待ち合わせの時間をどれだけ過ぎても彼は現れません。あやこは知るのです。もう一度、捨てられたことを」

(以下略)

かわいそうすぎるぞ、あやこ! 不憫すぎるぞ、あやこ! 俺が助けてやるぞ、あやこーー!! 道中、あやこを成仏させるミッションがあるので、エンターテインメント性も抜群なのだ!

・「ごめんなさい」を100回繰り返した

待っている間も、おばけ屋敷の中から「キャーー!」「ギャーー!」という悲鳴が聞こえてくる。やっぱり入りたくねえ……。その気持ちになんとか打ち勝ち、屋敷内に入ったが、ネタバレとなるため詳細な記述はしないでおこう。

ただ、「ごめんなさい」と100回は繰り返したこと、外に出てから気持ちを落ち着けるために一服しようとしたら、手が震えてタバコの火が上手く点けられなかったことだけは報告しておく。……でら怖かったみゃーーー!!

・改善点も感じた

だが、せっかく良いシナリオがあるに、それが十分に活かされていないとも感じた。私はフライヤーを熟読したので、事前にストーリーを把握していたが、そうでなければただのおばけ屋敷である。前フリをしっかりとすることで、「ゆびきりの家」の怖さがさらに引き出されるはずだ。

ともあれ、恐怖のポテンシャル十分の「ゆびきりの家」であった。当日券は1000円で、前売りなら大人800円、高校生以下700円で入場できるぞ。ちなみに期間は2014年の9月7日(日曜日)まで。この夏、カップルや友達同士で出かけてみてはいかがだろうか。

参考リンク:矢場町おばけ屋敷2014 ゆびきりの家
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼怖そうな雰囲気満点だ
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▼期間限定開催だ
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▼当日券は券売機で買えるぞ
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▼当日券は1000円だが、前売り券なら割安に購入できる
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