
ジャンボ〜! ケニアのナイロビでタクシー運転手をしている、ケニア人(カンバ族)のチャオスだよ。
今回も、僕が昼ごはんにポテトを食べに行ったレストランを紹介したい。
お店の名前は「Chipsy Inn Restaurant」。
店のすぐ近くにはバス停があり、外はとてもにぎやかだった。大勢の人たちが、店のまわりを行き来している。
僕が店に入ると、スタッフは気持ちよく迎えてくれた。
さっそくポテトを注文すると、スタッフからこう言われたのである。
「料理を受け取る前に、代金を払ってください」
どうやら、この店では先払いになっているようだ。
僕は持ち帰り用のポテトを注文した。
近くに止まっているバスから、あまり良くない排気ガスが出ていたうえに、騒音も大きかったからである。
店内でゆっくり食べるより、別の場所へ持っていったほうがよいと思ったのだ。
代金を払ったあと、僕はスタッフに質問してみた。
「どうして、この店では料理を食べる前にお金を払うのですか?」
すると、スタッフはこう教えてくれた。
「近くのバスに乗る人の中には、料理を食べたあと、代金を払わずに店を出ていく人がいるからです」
なんと、お客さんの中には、乗る予定のバスが動き出す時間を見ながら食事をする人がいるという。
そして、バスが発車しそうになると、代金を払わないまま店を出て、そのバスに乗ってしまうのである。
店のスタッフが追いかけようとしても、相手はバスに乗って行ってしまう。
そのような食い逃げを防ぐために、この店では先に代金を受け取っているのだ。
なるほど。バス停のすぐ近くにある店ならではの事情である。
しばらくすると、持ち帰り用のポテトが出来上がった。
しかし、スタッフはトマトソースを入れ忘れてしまったようだ。
そのまま食べてみたが……
残念ながら、僕にとってはあまりおいしいポテトではなかった。
価格は140ケニアシリング(約170円)。
ポテトの味は少し残念だったが、店が先払いになった理由はとても印象に残った。
バス停の近くには、毎日たくさんの人が集まる。それは店にとって良いことでもあるが、困ったことも起きるのである。
バスの発車に合わせて、お金を払わずに消えてしまうお客さんたち。
その人たちを追いかけなくてもよいように、店は「先払い」という方法で自分たちを守っていたのだ。
それでは、クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼グリーンを基調としたオシャレな店内
▼リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!
チャオス









































