ジャンボ〜! ケニアのナイロビでタクシー運転手をしているケニア人(カンバ族)のチャオスだよ。


今日は、僕がランチにポテトを食べに行った時の話をしよう。


今回のお店には、名前がなかった。


でも、ちゃんと営業している。

僕がお店の中に入ってみると、そこで驚くものを見つけた。


なんと……

ポテトの上に鳥がいたのである。


しかも、その鳥はポテトを食べていた。


「この鳥は、どうしたの?」


僕はお店のスタッフに聞いてみた。


するとスタッフは、


「この鳥は毎日この店に来るんだよ」


と教えてくれた。


どうやらスタッフは、この鳥のことが大好きらしい。


鳥が食べるポテトはほんの少しなので、毎日こうして自由にポテトを食べさせてあげているのだという。


さらにスタッフは、鳥のために水まで用意していた。


「ポテトを飲み込む時、鳥には少し大変そうだから水もあげているんだよ」


とのこと。


なるほど。


たしかに鳥はかわいかった。


かわいかったのだが……。



僕は、このあと自分が食べるポテトのことを考えてしまった。


「ポテトをください。でも、持ち帰りでお願いします」


僕はスタッフにそうお願いした。


なぜ持ち帰りにしたのか。


店内でポテトを食べていると、なんとなく僕まで鳥を食べているような気分になってしまいそうだったからである。


もちろん、実際に鳥を食べるわけではないよ。


でも、さっきまでポテトを食べていた鳥の姿が頭から離れなかったのだ。


そこで僕はポテトを持って車に戻り、車内で食べることにした。


値段は100ケニアシリング(約115円)。


さっそく食べてみたのだが……。


う〜ん。


サラダはあまりおいしく感じなかった。


味がほとんどしないように感じたのである。


そして、ポテトも僕にはあまりおいしく感じられなかった。


なぜだろう。


ポテトを食べながら、どうしてもあの鳥のことを思い出してしまう。


一口食べるたびに、さっきポテトの上にいた鳥が頭に浮かぶ。


なんというか……鳥の味がするような気さえしてきた。


もちろん、鳥の味なんてするはずがない。


でも、気持ちというのは不思議なものである。


結局、最後まで僕の頭の中から鳥は消えなかった。


毎日お店にやって来て、ポテトを少し食べる鳥。


そして、その鳥のために水まで用意してあげるスタッフ。


とても優しい話ではある。


ただし僕としては、鳥にはできればポテトの上ではなく、別の場所で食べてもらえるとありがたいかな。


それでは、また次のレポートで。


クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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