東京都心部へのアクセスが抜群にいい上野駅。旅行・出張時は駅周辺のホテルに泊まる人も多いことだろう。筆者も都内で宿泊する際は上野をよく利用している。

1泊5000円ほどの安宿はチラホラと見かけるが、あるとき1泊2992円で泊まれる格安宿を楽天トラベルで発見。

上野駅近くで1泊3000円を切るところは結構レアである。さっそく予約したので現地へと向かうぞ。


・カフェ風おしゃれ宿

JR上野駅(入谷口)から徒歩8分、「ヒロマスホステル上野」に到着。

広いエントランスは全面ガラス張りでインパクト大。中にはテーブルや椅子がズラリと並んでいる。まるでカフェのような佇まい。


ロビーは木のぬくもりが伝わってきそうな落ち着いた雰囲気。シャレた音楽も流れていて居心地がよさそう。ゆっくりと休憩したいところだが、とりあえずは奥の受付でチェックイン


受付カウンターの横は無料アメニティ置き場。歯ブラシやタオルセット、使い捨てスリッパなどが完備。必要な物をゲットしたら、まずは客室へと向かうぞ。



・客室へ

館は4階建てで、2〜4階は客室。エレベーターが備わっていないため、フロア移動は階段を利用していく。筆者の寝どころは最上階4階。重い荷物を背負いながら上がる階段は結構キツい。

ちなみに、女性専用の客室ドアには電子ロックが付いている。セキュリティ対策がしっかりとしていてナイス。


4階に到着。客室はドミトリー(相部屋)タイプ。カプセル型の木製ベッドが所狭しと並んでいる。1番手前のカプセル(402号)がマイベッドだ。


フロア奥には荷物用ロッカー、ハンガーラックが設置されていた。


電子ロック付きロッカーは、高さ・幅・奥行きがあってキャリーバッグ(機内持ち込みサイズ)くらいの荷物だったらスッポリと入りそう。

とても便利なのだが、施錠・解錠時の電子音がデカすぎる。「ピロリン〜♪」と甲高い音が部屋全体に響き渡って結構うるさい。寝ている人の迷惑になりそうで若干気まずさを感じる。


フロアには洗面所やトイレ、そして……


スケスケのシャワーブースが完備。

いきなり現れた色っぽい浴室に歓喜。ガラス張りで高級感が漂っている。浴槽付きなのでバスタイムも楽しめそうだ。

実はシャワーブースはもう1カ所ある。そっちはどんな感じかというと……


いたって普通。さっき確認したヤツとの落差が激しくて笑った。1日の疲れを癒すならセクシーシャワーのほうがイイかも。ブースが埋まらないうちにサクッと浴びてしまおう。



・ロビーで夜更かし

シャワー後は再びロビーに戻って休憩。ウォーターサーバーが備わっている他、コーヒーバッグやティーバッグも用意されていた。ホットもアイスも楽しめて嬉しい。


振り返るとマガジンラックが視界に入った。旅行ガイド本がたくさん陳列されている。本棚の横には電子レンジや電気ポッド、流し台などが完備。


さらに漫画コーナーを発見。話題作が目白押しで超アツい。人気の『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』は英語版も揃っているぞ。


作業スペースも兼ねた長テーブルでコーヒーブレイク。フリードリンク片手に漫画『推しの子』を読んでみる。

当初はここでパソコン作業をしようと思っていたのだが、物語の続きが気になって仕事モードに全然切り替わらない

漫画・ドリンクを満喫したあとは、ドミトリーに戻って今夜は就寝。



・カプセル内部

ダークブラウンの木製カプセルはスタイリッシュでかっこいい。内部は広めで快適だ。枕やマットレスがふかふかとしていて気持ちいい。

枕元には小さなロッカー・折りたたみ式テーブルが備わっていた。


ミニロッカーも電子ロック付き。財布などをしっかりと守ることができて嬉しいのだが、やはり施錠・解錠時には「ピロリン〜♪」と音が鳴る。甲高い音さえ響かなければ最高なのに……。

とはいえ、ロックをしなければいいだけの話。普通に収納ボックスとして使える。ノートパソコンは余裕で入るサイズだ。思いのほか便利で気に入った。


カーテンを閉めて消灯すると中は真っ暗。カプセルのカラーリングが影響しているのだろうか。真っ暗にしないと寝つけない筆者にとっては嬉しいポイントだ。


朝のチェックアウトは簡単。チェックイン時に手渡されたルームカードを回収ボックスに入れるだけ。ロビーは居心地が抜群によかったため、朝もフリードリンクと漫画を堪能した。

上野駅近くで格安宿を探している人にはオススメ。気になった方はぜひ1度チェックしてみてほしい。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 ヒロマスホステル上野
住所 東京都台東区北上野1-3-5

参考リンク:楽天トラベル
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.