テレビをほぼ見ない私(中澤)。見るのは日曜日フジテレビの『みんなのKEIBA』だけなので、芸能人もDAIGOにしか関心がない。そんな私が唯一、番組関係なくテレビを見るのがサウナ室だ。

世の中が目まぐるしすぎてテレビを見ている暇がない私にとって、サウナ室だけはぼんやりとテレビを見てもいい余白。そこで先日、サウナ室でぼんやりと見るともなくテレビを見ていたところ、相撲部屋「九重部屋」に突撃する番組がやっていた。へー、クリームシチューにそんな隠し味入れてるんだ。

・有吉ゼミ

点いてた番組は日本テレビ『有吉ゼミ』。番組によると九重部屋は「角界一グルメ」と言われているらしくちゃんこの味にこだわりがあるらしい。確かに、相撲部屋の食事ってちょっと気になる。普段、表に出ることもあまりないしな。

鍋のイメージがあるちゃんこ。だが、レポーターのギャル曽根さんが行った時のメニューはクリームシチューだった。この時点でちょっと面白い。

・派閥

ちなみに、そのクリームシチューは当たり前のようにクリームシチューライス。クリームシチューライスには派閥争いがあるけど、確かに相撲部屋はパンよりライスを食べていて欲しい。クリームシチューでも食べている姿を見るとちゃんとちゃんこに見えた。

しかし、派閥ができるくらいだから、一般的にクリームシチューにご飯は合わないという人もいるのは間違いない。まあ、牛乳と生クリーム主体のものであることを考えると気持ちは分からんでもないのだが……

九重部屋ではご飯に合わせにいってるという。料理長の力士いわく、ある隠し味を使うことでクリームシチューの味をご飯に合うように調整しているというのだ。



・力技

その手があったか! 確かに、ご飯と味が合いさえすれば派閥争いなんて起こらないのである。ならば、合わせていけば良い。力技だ。力士だけに

そして、その調整はたった1つ調味料を足すだけらしい。あら簡単。だが、九重部屋のクリームシチュー調理シーンで、隠し味としてデッカイ鍋にドババと入れられたのは、クリームシチューと考えると意外なものであった

・夏は大活躍のアレ

見慣れたそのボトル。男一人暮らしの私が見慣れてるくらいなので多分、ずっと常備してる家庭も多いと思う。さらには、今の時期から3カ月くらいはマジ大活躍。その調味料とは……

めんつゆ。分量は言ってなかったのだが、テレビではボトルからそのままドバドバいってた。料理長いわく和風の甘みが出てご飯に合うようになるという。

豪快なのは鍋がデカイからだと思うので、それを考慮した上で入れる必要がありそうだ。食べきれる量を考えると小さい鍋で十分なので、一瞬ボトルを傾けるだけにとどめた。目分量だけど、北海道クリームシチューのルウ半箱の量にめんつゆ30mlくらいかな。50mlはいってないと思う。



・食べてみた

色が黒っぽくなるかと思ったが、混ぜてみると見た目的にはめんつゆを入れたとは分からない変化の無さ。まさに隠し味である。ご飯を添えてクリームシチューライスとして食べてみたところ……

確かにご飯に合っている。通常のクリームシチューは甘みがミルキーだと思うのだが、そんなクリーミーな洋風の味の下にほのかにめんつゆの出汁の味がする。クリームシチューでも出汁ってこんなに効くんだな。

・無限クリームシチュー

念のため、パンと一緒にも食べてみたところ、シンプルに味が深くなっているためかパンとも合う。むしろ、パンの甘みがあると対比的に出汁感をより強く感じる。

というわけで、九重部屋のクリームシチューは、ご飯だけでなく炭水化物と食べることに特化していることが判明した。言わば、無限クリームシチュー。効率的に炭水化物を摂取したい方は試してみてくれ。

参考リンク:有吉ゼミ
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.