「いい物件があったから」という単純すぎる理由によって、新宿2丁目に所在している当サイトの事務所。ただ寝るだけのために深夜帰宅する日々が続くと「いっそ事務所に泊まりたい」と考えることもしばしばだ。でも風呂がないんだよなァ〜……

そんな悩みを抱える新宿2丁目民に朗報であるッ!

なんと去る4月29日、2丁目のド真ん中にピカピカのカプセルホテルがオープンした。しかも男性の往来が比較的多いことで知られる2丁目にあって、どういうワケか “女性専用” ……これは行ってみるしかないッ!!

・行ってみたッ

ってことで私はバリバリと仕事をこなし、ヘトヘトの夜22時ごろ問題のカプセルホテルへ向かった。事務所から徒歩30秒ほどの道のりである。

2丁目のランドマークこと『シャインマート』(コンビニ)を超えた先にあるのが『9hours woman 新宿(ナインアワーズ ウーマン シンジュク)』だ。

『ナインアワーズ』は全国に14店舗を構えるチェーン店だが、女性専用の『ウーマン』は新宿を含む都内2店舗のみらしい。

実は私、今日が人生初のカプセルホテル体験。よって「カプセルホテルって普通、そういうもんじゃん?」という内容でいちいち驚く場面もあるかもしれないが、広い心でご覧いただけると幸いだ。それではいくぞ〜!


・他人と会話ゼロ

まず入館すると、スマートチェックイン機で無人受付が可能。店名には「9hours」とあるが、これは別に9時間しか滞在できないという意味ではないらしい。宿泊なら14時〜翌10時まで滞在できる。普通のホテルと同じだ。

事前予約でスムーズにチェックインできるほか、空きがあれば予約なしで宿泊も可能。飲みすぎ系女子たちの避難所としても今後活躍が期待される。

チェックインが終わればカードが発行され、これをロッカーキーとして使用する。地下1階から地上9階までの全10フロアのうち、下の3フロアがシャワー、洗面台、ロッカー。最上階がラウンジで、残る6フロアがカプセルスペースになっている。

ロッカーの中にはバッグが置かれていて、中身はタオル3枚、スリッパ、歯ブラシ、それに嬉しい『館内着』も!! 宿泊カプセルにはカギがついていないため、貴重品は全てロッカーへ放り込むのがマストだ。

さっそくシャワー室へ飛び込んだ私は、パンツを脱いだ直後 “あること” に気づく。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはあるものの、肝心の『メイク落とし』がない……! 男性には分からないかもしれないが、メイク落とし無しでシャワーを浴びることは不可能だ。私はやむなくパンツを履き直し、9階のラウンジへ向かった。

ラウンジには自販機があって、飲み物や充電器、カミソリに耳栓まで売っているぞ。

私が購入した『スキンケアセット』はクレンジング、洗顔、化粧水と乳液の4点セットで160円。もちろん近所のコンビニへ買い出しに行くことも可能だが、1泊だけの場合なら、むしろ自販機のほうが割安かもしれない。

シャワーはもちろん水圧バッチリ!

宿泊する中で、唯一 “他人と顔を合わせなければならない場面” は洗面台である。個人的には何のストレスもなかったが、気になる人は混み合う時間を避けるなどの工夫が必要。


・そしてカプセルへ……

さてシャワーでスッキリした私は、ようやく人生初のカプセルルームへ。カプセルホテルといえば「疲れ切ったおっさんのイビキがこだまするところ」というイメージがあったが……


ウワァアア……! これは……



キューブリックの映画みたいなオシャレ世界観……!!



未来の世界へ転送されそうなカプセルに身を投じると……



……悪くない! むしろ押し入れっぽくて落ち着く!!


ちなみにカプセルフロアにはトイレと手洗いがあるので、いちいちフロアを移動する必要がない。周囲のイビキや寝言が少し気になるものの、個人的には「寂しくなくてイイじゃん」ってな感じだった。

その後はスマホゲームなどに興じているうち、いつの間にか眠っていた私。そして翌朝……

チェックアウトはキーカードを返却するだけの超簡単仕様。

いつもより多く寝たにも関わらず、誰よりも早く事務所に着いちゃいました〜! これで1泊3100円はマジで安い! カプセルホテルへの居住をガチで検討するレベル!! (※ 料金は日によって変動します)


・次の日……

今回の潜入調査の結果、「メイク落とし」「コンタクトレンズ関係」といった個人的な必需品さえ持参すれば、基本的には “手ぶらで宿泊” できることが判明したナインアワーズウーマン新宿。通勤にかかる時間や移動費を考えると、今後フツーにヘビロテする予感しかない。


そして次の日……私のメールアドレスに「睡眠測定レポート」なるものが届いた。

実はチェックイン時、年齢・身長・体重などの個人データを入力していた私。ナインアワーズでは希望者に対し、宿泊時の睡眠の状態を測定。後日レポートを送ってくれるというサービスを行なっているのだ。


実は不眠症ぎみの私だが、気になる結果は……


ン!?!?



「1時間に平均9回いびき」だと……!?


「自分がイビキをかいている」という事実もショックすぎるが、さらに衝撃的なのは「1時間に平均9回」という謎のリズムだ。つまり私は “約7分間に1回だけイビキをかいている” ということになるワケだが……そんな奴、いるの!?

ちなみに私のイビキの音量は最大57デシベル。これは「走行中の自動車内よりやや小さい音」なのだという。ひとつもピンとこねぇ……!

なお本レポートの結果はあくまでも参考情報であり、「気になる場合は医療機関を受診してほしい」とのことだ。自分の睡眠と向き合うことのできるカプセルホテル、ナインアワーズウーマン新宿。2丁目の民でなくとも一度は泊まってみてほしい!

参考リンク:ナインアワーズ
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼9階のラウンジはこんな感じ! テレワークスペースとしての利用もアリかも