最近のローソンはかわいい。具体的に言うと、コラボのセンスがカワイイ寄りになっていて、乙女心をクリーンヒットしてくる。

人気韓国コスメの「ロムアンド」のコンビニコスメ発売とか、いちご専門店「いちびこ」とのこコラボとか、乙女心をわかっていらっしゃるのだ。

その結果、まさかこんなことになるなんて。2024年3月5日からは人気イラストレーター・ヒグチユウコさんとのコラボグッズが発売されるとあって、世の乙女たちは胸をときめかせていたのだが……。

・転売祭りで幻の品に

猫のイラストなど、童話の世界のような少し不思議でメルヘンなイラストで人気のヒグチユウコさん。

コラボアイテムは定番のミルキーやカントリーマアムといったお菓子が特別なパッケージになったものなど全6点。

・ウチカフェ いちごミルク 340g
・ウチカフェ タピオカミルクティー 210g
・不二家 ミルキー HIGUCHI YUKO 3箱 540円
・チョコトランク HIGUCHI YUKO 5個入 1134円
・缶バッジ キャンディー HIGUCHI YUKO 660円
・ボリスマアム HIGUCHI YUKO 660円

ただパッケージがかわいいだけじゃなくて、トランク型の缶ケースに入っていたり、ランダムで缶バッジやステッカーが入っていたりと、非常にコレクター心をくすぐるアイテムばかりだった。こんなかわいいグッズが全国のローソンで買えるなんて夢みたいだった。

ところが、3月5日当日にローソンに行ってもまったくグッズが見当たらない。そればかりかオークションサイトで高額転売されまくっているではないか!!!!!

SNSでは、何軒もまわったけど買えなかった……という悲しみの声と転売ヤーへの怒りの声であふれている。



・入手困難な作家なのに取り扱い店舗が少ない!

正直、ヒグチユウコさんとのコラボが発売されたときから、私は転売ヤーが群がりそうだな……と思っていた

これまでもヒグチユウコさんはいろんなメーカーとコラボしてグッズを展開しているのだが、いずれも大人気。予約開始直後に完売……なんてのがザラなのだ。

果たしてローソンは個数制限などはするのかしらと思っていたが、特にそういうことはなかった模様。

そして、そもそも入荷した店自体があまり多くなかったようなのだ

私も何軒かローソンを回ったのだが、店員さんに確認すると「うちはそれ入荷しなかったんですよね」と言われることも多かった。

公式サイトではグッズごとに取り扱い店舗が検索できるのだが、最も多いミルキーでも都内でも200店舗ほど、少ないものだと100店舗以下の取り扱いだったのだ。

これはヒグチさんの人気を知る人ならば「少ない!」と分かる数。そこに転売ヤーが群がれば一発でアウトである。



・コラボの「読み」の難しさ

では、なぜこんなに需要と供給がアンバランスになってしまったのか。

今回の転売騒動にはヒグチユウコさん自身もX(旧Twitter)で言及していたのだが、どうもコンビニ側の難しい事情があるようで


「ほんとに申し訳ない…おそらく普段からたくさん出るコラボものの波で、店舗さんも買取だからやめちゃうケースもあるんだと思う。入荷する数も余ったら賞味期限があるから経営者として賭けになっちゃうから見送ったのかもしれない。めっちゃ人気なコンテンツのようにはいかなかったのが正直なところ。(以下略)」


と語っていた。

つまり、コンビニのコラボグッズは店舗が買取る形になるので、需要が読めないものは発注がしづらい……ということのようだ。

ときおりコンビニのレジ脇でアニメやゲームのコラボグッズが安くで売られているのは、こうした事情があったのか……。

ローソンはこれまでアニメやゲーム、アイドルとのコラボグッズを多数展開しているが、こうしたイラストレーターとのコラボは少なかったように思う。

それもあって、ここまでの人気を予想できず、入荷した店舗が少なかった結果、入手困難に拍車をかけてしまったと考えられる。なんとも歯がゆい状態である。

とはいえ、欲しい人の手に渡らず、転売ヤーが一人勝ちするというのは納得いかないところ。予約制などでもいいので再販されることを切に願う……! 


参考リンク:プレスリリース X @nekonoboris
執筆:御花畑マリコ
Photo:LAWSON

▼ヒグチユウコさんのツイート