そろそろ新年の気配も薄くなりつつあるというのに、まだまだ続くロケットニュース24の福袋特集。この記事では秋葉原のラジオ会館で購入した『ガチャ福袋(3000円)』の中身をご紹介したい。

ガチャに関しては高木記者の「通販(5000円)」と佐藤記者の「ムーラン(3000円)」に続く3つめの福袋になるが、もしかしたら来年以降は意外と真面目に「ガチャ福袋」がオススメかもしれない。

・相性抜群

秋葉原電気街口の「ラジオ会館」では、まだまだ絶賛福袋を販売中! 少なくとも2024年1月14日の時点で、店頭で複数の福袋を販売していた。その中の1つが今回ご紹介する『ガチャ福袋(3000円)』である。

ガチャガチャ自体に「中身がわからない」という特性があるのに、福袋になると「中身がわからない度」が格段に増す。いわばガチャ福袋は “究極のガチャ” と言ってもいいのかもしれない。


・開けてみよう

さっそく福袋を開封してみると、中には合計42個のカプセルが入っていた。単純に計算すると1個当たりの価格は約72円なので、大幅に元は取れていると考えていいだろう。

で、42個のカプセルをざっと仕分けしたところ「造形系」「アニメ系」「不明系」と3つのジャンルに分類することが出来た。圧倒的に多かったのは「アニメ系」で、秋葉原の土地柄を感じさせるラインナップである。



さて、まず「造形系」で目を引いたのは3つも入っていた「天日いか乾燥機」だ。長崎県対馬の「鍵本鐵工」が監修した本格的な天日いか乾燥機とのことだが……



へえ。


絶対に3つもいらないことはさておき「天日いか乾燥機」の構造は理解できた。もしガチャガチャで出会わなかったら、私は生涯「天日いか乾燥機」に触れる機会は無かったハズだ。いや、本当に3つもいらないけど。



お次に「不明系」の中では「いきもの大図鑑 とっくり蜂」のインパクトが際立っていた。日本では宮古島以南の八重山諸島に生息しているという「とっくり蜂」だが、組み立ててみると……


キャーーーーーーー!!!


結構でっけぇぇえええええ!!!!


手のひらサイズのとっくり蜂は迫力満点! 本来は比較的大人しい性格とのことだが、それでもジャンボサイズのとっくり蜂は普通に怖かった。足のギザギザとかも妙にリアルなんだよなぁ。



そして「アニメ系」というと、残念ながら知っているタイトルがあまりなかった。……が、それでも「呪術廻戦」など読んでいるタイトルがあるとメッチャ安心する! この感情も「ガチャ福袋」ならではだろう。

というわけで、ラジオ会館の『ガチャ福袋(3000円)』の中身は以下の通りである!

・ラジオ会館「ガチャ福袋(3000円)」の中身

・ 1 / 25スケール電柱
・ 団地のドア
・ 天日いか乾燥機 × 3
・ いきもの大図鑑 とっくり蜂 × 2
・ ころころフンコロガシ × 2
・ 木製コケシ × 3
・ デッドバイデイライト チャームコレクションフィギュア × 2
・ ガールズバンドパーティ カプセルコレクションフィギュア × 2
・ チェンソーマン おねむだん
・ バズライトイヤー ならぶんです × 2
・ Re.ゼロから始める異世界生活 むぎゅっとコレクションフィギュア × 2
・ 魔法使いの約束 ハムハムクリップ × 3
・ Fate Grand Order カプセル缶バッジ × 2
・ ラバーマグネットだぬ! × 2
・ ツイステッドワンダーランド カプセル缶バッジコレクション × 4
・ 呪術廻戦 スイングマスコット × 3

※福袋の性質上、中身が違う場合があります。



・オススメしたい理由

ガチャ福袋を開封して判明した真実はただ1つ。それは「圧倒的に時間が潰れる」ということ。高木記者は「究極の暇つぶし」と語っており、佐藤記者も「カプセル開けるだけでも結構時間がかかるんだよな」と愚痴をこぼしていた。

「ガチャ福袋」は記者泣かせである反面、ダラダラと過ごしがちな正月におあつらえ向きな福袋ではなかろうか? 真正面から向き合えば、数千円で半日くらいは余裕で潰せる。仮に欲しいものが入っていたら最高だ。

……私の場合は1つも入っていなかったことはさておき、かつての「中身がわからない福袋文化」を継承しているのはガチャ福袋なのかもしれない。とにかく時間だけは潰せる福袋、それが「ガチャ福袋」なのである。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.


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