様々なトッピングの焼きたてピザを1ピースずつ食べたい! そんなワガママを叶えてくれるファミレスをついに見つけてしまった……その名も「ナポリの食卓」。なんでも群馬県発祥のイタリアンレストランだそうで、埼玉・栃木・長野にもチェーン展開しているらしい。

おそらく「いっちょう」「ばんどう太郎」「フライングガーデン」などと並ぶ、北関東の激アツローカルチェーンなのだろう……期待値MAXで「ナポリの食卓」へ!

・ナポリの食卓

はじめて訪れた場所なのに、以前にも来たことがあるような気がすることをデジャビュ現象と呼ぶらしい。「ナポリの食卓」もどこかで……と思ったが、あれはたぶん全国チェーンの「ナポリの窯」の方だろう。

調べてみると、ナポリの職人、ナポリの台所、ナポリマニアなども発見。あらためてナポリは “ピザの故郷” だということを知った。今回訪れたのは「ナポリの食卓」である。


ドアを開けてスグ目に飛び込んできたのは、大きなピザ釜の前でスタッフが次々とピザを仕上げている様子。どうやら職人が1枚ずつ丁寧に生地を伸ばし、高温の石窯でサッと焼き上げているようだ。良いですね。


・バラエティピッツァ

席についてメニューを確認する。どうやら「バラエティピッツァ」のセットを頼むと、焼きたてピザを次々とテーブルまで持ってきてくれるらしい。

セットは4種類で、今回はデザート付きの「ミラノセット(1758円)」を注文。グランドメニューから、メインのパスタ、リゾット、ドリアを選べばOKとのこと。または追加料金を支払ってプレミアムなメイン料理を頼むことも可能だ。

今回は奮発して、プレミアムメニューの「じっくり煮込んだやわらかコク旨ビーフシチュー」をメインにした。ミラノセット(1758円)に280円を追加。合計2038円である。ピザの食べ放題付きなので高くはないだろう。


・わんこそばの勢いで届くピザ

バラエティピッツァを頼むと、先に述べたように、スタッフが焼きたてピザを持って次々とやってくる。「シーフードバジルです」「4種のチーズです」などと種類を教えてくれるので、その都度「食べたい枚数」を答えるという流れ。

「まだまだいただきます!」「ちょっとタイム。お腹いっぱいです〜」の札で意思表示を示すというルールらしい。

この日は「まだまだ」状態だと、2〜3分に1度の超ハイペースで焼きたてピザがやってきた。おかげで、プレミアムのコク旨ビーフシチューが届くまでの間に……

「キャラメル」「シーフードバジル」「4種のチーズ」「ソーセージオニオン」「ベーコンねぎ醤油」を1枚ずつ。

さらにビーフシチューを食べながら「サラミピーマン」「クリームチーズ」「ビターチョコ」も1枚ずついただいた。

小さめのピースだから色々食べられる。ってか、つい食べ過ぎてしまうので休憩するタイミングの見極めが大事。あれもこれも食べていたらメイン料理がくるまでにお腹いっぱいになってしまうだろう。私も食べ過ぎてしまった。


・ピザ攻めの勢い

ビーフシチューも濃厚で美味しいが「ピザ攻め」が想像以上にヤバい。わんこそばの勢いで攻めてくるとは……とはいえ、どれも焼きたてモチモチだからウマいんだけど。

聞けば、ピザの種類は40種類以上とのこと。食べられなかったが「シュガーバター」「エビマヨ」「餅のテリヤキ」など、美味しそうなピザが周りのテーブルに配られていた。ちなみに「自家製ジェラートの3種盛り」は食後の口直しに大正解だったぞ。

まとめると「ナポリの食卓」も北関東の激アツローカルチェーンだと言っていいだろう。ピザが食べたい時、ピザに攻められたい時にいかがだろうか。1度行ったら夢に出てくるかも。


参考リンク:ナポリの食卓
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.