ばんどう太郎」といえば、茨城・栃木・埼玉・群馬・千葉に80店舗以上を展開している和食ファミレスである。総本店は茨城にあり、地元民御用達のご当地レストランだという。なんならケンミンショーでも紹介されたことがあるらしい。

そんな「ばんどう太郎」に最近ハマっている。というのも、メニューがメチャメチャ豊富で、名物の味噌煮込みうどんがマジで激ウマ。さらに10食限定の「まる得ランチ」は開店前に並ぶレベルの超お得なセット内容なのだ。詳しく紹介したい。

・ばんどう太郎

国道沿いに広大な駐車場を備えて出店している「ばんどう太郎」。大きな看板が目立っているので、車で走っていてもスグに分かる。北関東エリアを1日ドライブしたら数店舗見かけるだろう。そして気になる存在に……ほぼサブリミナル効果である。

聞くところによると、同店はすべての方に親孝行をするような気持ちを持って接客しているそうだ。店舗前には「親孝行通り」という看板も立っている。いい言葉。

そして入口スグの場所には店名の由来が……ばんどう太郎とは「関東平野の母の優しさ」「日本一を誇る利根川の父の励まし」とのこと。かなり壮大な物語が始まる予感を抱きながら、6人掛けのテーブル席へ。


・豊富なメニュー

先に述べたとおり、メニューは超豊富。鍋物、麺、寿司、刺身、丼物、御膳、おつまみ、ちびっこメニュー……となんでもござれ。公式サイトによると「お食い初め」や「一升餅」など、家族の行事にも対応しているらしい。宴会も可能だ。


・味噌煮込みうどん

数あるメニューのなかでも絶対に外せないのが、名物の味噌煮込みうどん。ランチタイムなら半ライス・お新香付きの「坂東みそ煮込みうどんランチ(1375円)」が大人気。エプロンも付いてくる。

味噌煮込みうどんといえば、名古屋を思い浮かべるかもしれないが少し違う。関東人好みの味付けにアレンジされていて、じっくり3年熟成させた味噌に特製濃厚出汁をブレンドさせたスープが絶品である。豆腐、レンコン、白菜、きのこ、ほうれん草など、とにかく具沢山。

ランチとは思えないボリュームで、しかもメチャメチャうまい。本場名古屋の味噌煮込みうどんより好きかも……と思ってしまうのは関東人だからだろうか。

もっちりとしたコシのあるうどん麺を濃厚なコクと旨味のあるスープに絡めて食べると、懐かしい味わいが口いっぱいに広がっていく。一滴残らず飲み干すほどうまかった。


・まる得ランチ

別の日に注文したのが、10食限定の「まる得ランチ(1419円)」。開店時間(11時)ジャストに入店して注文。お得ランチ狙いなら11時15分くらいまでに入店すべし。12時では遅いと思う。

セット内容は、ネギトロ丼、冷うどん、お新香、サラダ、天ぷら3種、プリン、ドリンクといった感じ。ドレッシングは3種類。プリンは高級食パン専門店「よう治」の極プリン。スイーツも手を抜かないのが人気の理由か。

感動するほど美味しいわけではないが、どれも安定感のある味。ボリュームがあってドリンク付きだからコスパはかなり高い。ただ、ばんどう太郎の本気を味わいたいなら、やはり味噌煮込みうどんを注文した方が良いだろう。

ただ料理が美味しいだけではなく、座っているだけで居心地が良いのもポイント。広々としたテーブル・座敷でのんびり食事を楽しめるので機会があればぜひ利用してみてほしい。外国人にもウケそうですよね。おすすめです!


参考リンク:ばんどう太郎
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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