雰囲気を和らげるのに有効な絵文字。文章だけだとキレてるように見える時とかに、「キレてないですよ」と伝えるためにそっとつける。ぶっちゃけ、私(中澤)の絵文字の使い方はそれのみだ。

そんな絵文字貧乏な私でも、自分らしさのある絵文字を送ればLINEトークを盛り上げることもできるかもしれない。そこで、絵文字と絵文字を合体させられるGoogleのサービス『Emoji Kitchen』で新しい絵文字を作ってみることにした。

・使い方

Googleの検索窓で「Emoji Kitchen」と打ち込んで検索すると表示され、ブラウザで利用できるこのアプリ。元はAndroid向けキーボードアプリの「Gboard」に組み込まれていた機能だったが、2023年9月15日から検索からも利用できるようになったようだ。

さっそく「始める」をクリックすると、「(絵文字)+(絵文字)=」という式が表示される。つまり、この式の左側に絵文字をあてはめることで新しい絵文字が生成されるわけだ。説明不要な分かりやすさだな。



・合成してみた

試しに、笑ってる絵文字とキレてる絵文字を式にあてはめてみた。同種のニコちゃんマーク的な絵文字だが、表情が逆のこの2つはどうなるかというと、目はキレてて口は笑ってる顔に。『ドラゴンボール』の悟空みたいな表情になってイケメン度が上がった

さらに色々試してみたところ、プードルとブチ犬だと2匹がたわむれたり、猫とハリネズミだとかぶりものになったりもする。この合体の度合いが面白い。


・LINEで送信してみたら

ただ、作ってるだけでは半分しか楽しめていない気もするので、実際LINEで送ってみよう。「=」の下にある「□」を押すと「コピーされました」という文言が表示されたので、試しに亀沢郁奈記者のLINEに送ってみたところ……

違う、そうじゃない。


絵文字って言うからには文章の中に組み込まれるのかと思いきや、思いっきり画像が送信されてしまった。しかも、白バックで画角が四角い。文字ちゃうやんけ

ただ、「Emoji Kitchen」には他にボタンも見当たらないため、おそらく現状はこれが限界なのだろう。TwitterでもGmailでも同じ。これを送ったところで絵文字ってことすら伝わらないに違いない。絵文字じゃなければただの微妙な画像である。



・自分らしさを増した結果

当然ながら既読スルーの亀沢記者。盛り上がるわけがない。ただ、LINEで送る際に1つ発見したのは、画像ゆえにアプリの加工機能が使えるということ。LINEだとテキストを入れたり指で落書きもできる。そこでさらにオリジナリティーを増した自称・絵文字を送り続けてみたところ……


未読スルーになった

というわけで全然盛り上がらなかった。なお、1時間経った現在も既読はついていない。生成した絵文字を文章に組み込めるようになる日が来ることを祈らずにはいられない。

参考リンク:Emoji Kitchen
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼文章に組み込めるのかと思いきや……