大阪名物を尋ねられて、「千とせ」を思い浮かべる人は少なからずいることだろう。

本店の前を通ると、名物の『肉吸い』ほか『肉うどん』を求めて、いつも列ができている。そうした人気もあってか、コンビニとのコラボ商品も数多い。

中でもセブンイレブンにて様ざまに展開しているようで、2023年の8月中頃からは冷凍食品「7プレミアム 千とせ 肉うどん」がお目見え。記者も定期的にリピートしている。


・満足度の高い「7プレミアム 千とせ 肉うどん」

と、さも「千とせ」のことをよく知っているかのように書いたが、実はお店に入って食べたことがない。今日こそは、と店の近くまで行った際に覗くのだが、上記の通りいつも並んでいるからだ。

べっかんならば、やや空いているのかもしれないが、はじめて食べるならば本店にしようと決めている。

そんな自分縛(しば)り故に、いつまで経っても食べられないでいることも事実。いつの日かめぐってくるチャンスを楽しみに、コンビニ商品でお茶を濁している今日この頃だ。


しかし、コンビニ商品といえど侮れないことは言うまでもない。むしろ、クオリティがとても高いことは周知の事実だ。

例にもれず「7プレミアム 千とせ 肉うどん(税抜448円)」の満足度も、とても高い。何度も繰り返し手に取っていることは、冒頭に書いた通りである。

どのような商品かというと、セブンが最近やたらと推している冷凍麺と同じように、レンチンするだけのもの。


500Wで10分30秒と、レンチン商品の中でもソコソコ長い時間を必要とするが、待っていればいいだけなので問題はない。さっそくレンジに突っ込み10分後取り出して、開封。

内蓋の上に凍った状態で乗っていたはずの汁が穴を通って、麺が入っている下部に溶けだしている。内蓋には解凍された肉が鎮座しているので、そちらを汁と麺の中にドボンさせて完成だ。



・冷凍されていない商品もあるけど

濃い目の出汁に牛肉の味が染み出していて、見ているだけでお腹が鳴る。麺を箸でつまみ上げすすると、ややコシの残る麺が冷凍麺っぽくて良い。


そしてしっかり味の出汁が麺に絡みついて、食べ応えがものすごくある。肉うどんのうどん抜きである『肉吸い』を食べられる店として知られる「千とせ」だが、そもそもはうどん店なのだ。

そんな「千とせ」が本領発揮した商品であるように感じる。何度も言うように千とせ、行ったことないんだけどな。とにもかくにも、こうして思わず納得してしまう美味しさであることをご理解いただきたい。

ちなみにセブンでは冷凍ではない「千とせ本店監修 浪花の肉うどん(税抜570円)」や、うどんが入っていない「千とせ本店監修肉吸い(370円)」なども定期的に販売している。


そちらも記者はちょいちょい食べるのだが、レンチン時間はやはり冷凍でないほうが短くて便利だ。具の肉も冷凍でないほうがやや多い。しかし「千とせ本店監修 浪花の肉うどん」は販売エリアも限られている模様。


対する冷凍版は、公式サイトによると東京都・北陸・東海・近畿・中国・四国・福岡県・佐賀県・長崎県・沖縄県で売られているらしい。

販売エリアが広い上に、冷凍だからストックしやすい。どちらも味は変わらぬ美味しさであるが、冷凍はかなり便利だ。やや安いしな。

そんなこんなで、本店の味を知らずとも思わずリピートしてしまう旨さであることは実証済。もし見かけることがあれば、関西圏外の人でも手に取ってみる価値は大いにあると思うぞ。

参考リンク:7プレミアム 千とせ 肉うどん
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.


▼冷凍の「千とせ 肉うどん」美味しいし使い勝手良し

▼冷蔵の「千とせ本店監修 浪花の肉うどん」も良い

▼うどんが入っていない「肉吸い」も美味しいよね。こちらは販売エリアが広い。