ここ最近、丸亀製麺には煮え湯を飲まされ続けている。個人的にツートップと信じてやまない『鴨ねぎうどん』『あさりうどん』が、東京23区内ではほとんどの店舗で販売されなかったからだ。しかし……そんなことがどうでもよくなるくらい最強の新商品が登場することになったぞ。

本日2021年4月13日より、全国の丸亀製麺にてテイクアウト限定で発売される新メニュー『丸亀うどん弁当』。丸亀で弁当? しかもうどん!? という、ちょっとしたサプライズ感のある商品名だが、ハッキリ言ってそのコスパは異次元である。

実物が一足早く編集部に届けられたため、さっそく詳細をお伝えしよう。

・丸亀製麺の弁当

弁当と聞くと、ご飯とおかずが入った容器をつい連想してしまいがちだが、これが丸亀製麺の弁当であることを忘れてはならない。もち、うどんだ。ぶっかけだ。冷たいぶっかけの「並」だ! 出汁? 直で入ってるワケないだろ。洪水なるわ。

『丸亀うどん弁当』は全部で4種類。当然すべて用意してあるが、まずはもっともお値打ちでベーシックな内容の『2種の天ぷらと定番おかずのうどん弁当』からご紹介したい。フタを開けると、中にはうどん、天ぷら、おかず、そして袋詰めされた出汁が入っている。


うむ、これなら安心だ。

・充実の内容

天ぷらは「ちくわ磯辺天」と「野菜バラ天」の2つ。加えて玉子焼きときんぴらごぼうが入っており、これらのおかずは『丸亀うどん弁当』でしかお目にかかれないレアキャラだという。食べる時は、袋の出汁を器に容赦なくぶっかけよう。

で、これは後から気付いたんだけど、天ぷらとおかずはぶっかける前に一旦フタの上に避難させておいた方がいいぞ。しょっぱくなるからな。出汁をかけた後に盛り付けるのが正解だと思われる。というか公式サイトにそう書いてある。みんなは気を付けてくれ。

・店の味

でで、一番気になる「うどんは大丈夫なの?」問題であるが、これがまあしっかりウマい。もちろん何時間も放置したら伸びると思うけど、私(あひるねこ)が食べた時はコシがあって普通にお店の味だった。コンビニなどのうどん系商品にとって、この仕上がりは脅威でしかないはずだ。

天ぷらは冷めてはいても、ベチャッとはなっていないので無問題。2種類のおかずも無難にウマい。欠点らしい欠点と言えば、出汁が入っていた袋の処理が少々面倒ということくらいか。良い。非常に良い商品だと思う。でも何が一番スゴイかって……


これで税込390円ですってよ!? 奥さん!

・驚異のコスパ

そう、この安さは素でエグい(講談社『バトルスタディーズ』より)。先ほどコンビニにとって脅威と書いたが、それどころではないだろう。もはや終了のお知らせである。終わり申した \(^o^)/ 天ぷらが2個入って400円切りとかコスパどうなっとんねん。まさに異次元。


さて、ここで残る3つの弁当もご紹介しておこう。『3種の天ぷらと定番おかずのうどん弁当』は、先ほどの390円弁当に「えび天」が追加されて税込490円である。

続いて『4種の天ぷらと定番おかずのうどん弁当』は、そこにさらに「鶏もも天」が2個ついて税込620円。見た目も豪華なオールスター弁当と言ったところか。

最後の『2種の天ぷらと定番おかずの肉うどん弁当』は少し特殊で、こちらは390円の弁当に『肉うどん』の肉が別容器でついて税込650円となっている。天ぷらは少ないが肉が多いので、トータルの満足度は高い。

・本日発売

魅力あるラインナップが並ぶなか、個人的にはやはり390円弁当のコスパが際立っているように思うがどうだろう。注文は店内飲食の時と同様、店頭の注文口で伝えるか、モバイルオーダーでも可能とのこと。ド級のコスパをぜひ体験していただきたい。これは人気が出そうだ。

参考リンク:丸亀製麺
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.