世界にはばたく日本のラーメン。ガチでラーメンを食べるために訪日する人もいるというから凄い。日本人である私(中澤)より、日本のラーメンを愛しているようにすら思える外国人ニキたち。日本の麺と言えばラーメンであり、日本ではとりあえずラーメンを食べとけ……

そんな風潮に一石を投じているのが、日本食情報を英語圏向けに発信しているチャンネル『Japan Eat』の動画「日本を離れる前にこれは食べろ!!」だ。推されているのは日本人にはお馴染みのあの麺類。さらに、登場するのは近所にもある店だったため行ってみた

・コメント欄がきのこたけのこ戦争

ラーメンのウマさを認めつつ、「ラーメンを食べて日本の麺類に満足するのは間違い」とするその動画。内容自体は上下をつけるものではないのだが、コメント欄では「ラーメンを超えた」「麺類の頂点」という声から「好みではない」「食感がなあ……」「太麺が嫌」という声が上がっていた。

まさしく、日本食麺類のきのこたけのこ戦争。「どっちも好き」とする声も多いところがまた似ている。その動画で紹介されていた店とは……

丸亀製麺


そう、うどんだ。もちろん、日本好きの海外ニキは知っている人も多いと思うが、「次は絶対食べたい」というコメントもついていたためラーメンほどの知名度ではない様子。



・頑張らずに食べられる

ちなみに、私はうどんの方が断然好き。個人的には、ラーメンスープって濃すぎて、ウマイんだけどダメージを食らってる感じがする。それに比べて、うどんは体がだるい日とかでも頑張らずに食べられるから、日常の食事に溶け込みやすいのである。

それゆえか、浅草の丸亀製麺は現地民率が異常に高い。浅草には観光ガイドやネットまとめに載るようなグルメがいっぱいあるけど、現地民が1番食べてるのは浅草ROX近くの丸亀製麺か、そこから雷門通りに出たところにある『てんや』ではないかと思うレベル。異論は認める。


・丸亀製麺はほぼこれ

なお、私は丸亀製麺では、うどんはほとんど「釜玉うどん(並税込480円)」だ。かけ放題の天かすとねぎを目いっぱいかけるとボリューム的にも満足度が高くなる。席にあるだししょうゆをこれまたかけまくって卵と混ぜて掻っ込むとウマイ。この味とボリュームで480円という安さもうどんの魅力だと思う

お腹が空いている時は、そこに「かしわ天(1個税込180円)」を追加する。丸亀製麺の人気No.1だけありボリューミーだが、油っこくなくて軽めでヘルシーな後味なのが良い。天ぷらコーナーには、別に鶏天もある場合があるので注意が必要。繰り返すが、人気No.1はかしわ天の方だぞ



・心の味

というわけで、今日もうどんで満足してしまった。なんでもない時はやっぱりうどん。ちなみに、はなまるうどんの公式サイトによると、香川にうどんを伝えたのは空海という説があるらしい。

空海が中国から帰国したのは西暦800年代のことなので、日本のうどんには1200年くらいの歴史があることになるだろう。間違いなく、日本人の心の味の1つかと思う。どことなく落ち着く味は我々のDNAに刻まれた記憶なのかもしれない。

参考リンク:YouTube丸亀製麺はなまるうどん
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.