2023年9月1日(金)より全国の松屋で「台湾フェア」が始まった。これは2018年に松屋が台湾に初出店した “5周年記念” にちなんだもので、10月31日(火)まで2カ月間にわたり開催される。

その第1弾として9月5日(火)より発売開始となったのが『鶏肉飯(ジーローハン)』である。鶏肉飯自体はかなりポピュラーな台湾グルメであるが、果たしてそのお味は? 食べてみたところ「ズルい」としか言いようが無いウマさであった。

・気合い十分

公式ホームページによると、現在台湾に6店舗を展開している松屋。ちなみに上海には松屋は出店しておらず、系列店の「松のや」を7店舗展開しているようだ。場所によって受け入れられる料理が違うんだろうなぁ。

それはさておき、台湾フェアに際し「台湾2泊3日の旅」を抽選で10組20名様を招待するなど、松屋は気合いが入りまくっているご様子。だって松屋で海外旅行が当たるとか聞いたことある? 牛めし何杯売らなきゃいけないんだよ。

で、その気合い十分の「台湾フェア」の第1弾として登場したのが『鶏肉飯』である。鶏肉飯は魯肉飯(ルーローハン)と並ぶ定番の台湾料理で、日本でもご存じの方が比較的多いハズ。現地では屋台などで見かける機会も多い。

・パワーワード「松屋流にアレンジ」

ざっくり説明すると『鶏肉飯』は、ご飯の上に茹でた鶏むね肉とタレを絡めた料理のこと。あっさりしつつもタレのパンチ力があり、小腹を満たすにはピッタリの台湾グルメだ。

松屋ではその『鶏肉飯』を「ご飯に合うよう松屋流にアレンジした」とのこと。世界各国の料理を力技で “俺流” に仕立てあげることには定評がある松屋だが、松屋流の鶏肉飯はというと……。


やっぱりな。


台湾では絶対に入らない「キムチ」を堂々とトッピング。さらに「温玉」と「青ネギ」は松屋お得意の “三種の神器” である。一部の台湾マニアはブチギレかねない「松屋流・鶏肉飯」がそこにはあった。

で、味がこれまたズルい! ポイントとなるタレはゴマ油がギンギンに効いており “強制的にウマい味付け” に仕上がっている。そこにキムチと温玉、青ネギが加わると「ビビン丼?」と思わなくもなかったが、1杯の丼としては確かにウマかった。

これまで何度か食べて来た『鶏肉飯』と同じ料理かはさておき「今回も松屋のパワープレイが炸裂してるなぁ」と思わずにはいられない。松屋の『鶏肉飯』は1人前630円、ズルいけど確実にウマい丼だ。本当にズルいけど!

参照元:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.