2023年3月30日、いよいよパシフィックリーグ公式戦が幕を開ける。日本が優勝したWBCも良かったけれど、パ・リーグもめっちゃイイ! WBCの熱気に乗ってプロ野球も盛大に盛り上がりますように!!
さて、千葉県出身の私(サンジュン)は千葉ロッテマリーンズファンなのだが、ぶっちゃけ今シーズンは分が悪いような……? そこで私を含む熱烈なロッテファン3名で「マリーンズがペナントレースを制するための条件」を話し合うことにした。
・厳しいよな……
マーティンとレアードの大不振もあり、2022年は5位でフィニッシュした我らがマリーンズ。昨年の開幕前は「今年はイケる……!」とかなりの手応えを感じていたが、佐々木朗希の完全試合を山場に静かに首位争いから脱落した。
パッと思い付くだけでも「吉井監督誕生」「サブロー2軍監督就任」「キャプテン中村残留」「オスナ移籍」「種市復帰」「澤村獲得」……などなど、良い話題も悪い話題もあったオフシーズン。それでも他球団と比較すると、めちゃめちゃ大きな上積みがあったとは思えない。
さて、ここで3名の千葉ロッテファンをご紹介しておこう。1人は私、P.K.サンジュンで、もう1人はライターの野島慎一郎氏。そしてもう1人が漫画家のピョコタン氏である。
野島慎一郎: ライター、B級グルメ研究科、漫画家。平沢大河信者のロッテファン。週刊文春にマリーンズのコラムを執筆するなど幅広く活躍中。千葉ロッテマリーンズ発行の「MARINES MAGAZINE」に漫画を連載していたことも。 Twitter YouTube
ピョコタン: 漫画家。プロポーカープレイヤー? 千葉にロッテが移転してきたことを契機にマリーンズファンになる。サンジュンとは同じ中学の同級生。当サイトの編集長・GO羽鳥とも漫画家友達。 Twitter YouTube
P.K.サンジュン: 第一次バレンタイン監督政権の頃からロッテファン。これまでロッテで好きな選手は、河本・黒木・伊藤など魂のアツい選手。近々の夢はハワイまでベニーに会いに行くこと。
サンジュン「元々僕はネガティブ思考なんですが、今シーズンは特に分が悪いと見てます。もちろん優勝して欲しいけど、ちょっと厳しいかな~」
ピョコタン「サンジュンは悲観的すぎ! 普通に当たり前に優勝だと思ってる!!」
野島「僕も同意見です。今年は吉井マジックで優勝ですね!」
サンジュン「うそん! めっちゃポジティブやん!!」
野島「あまり期待できない感じが優勝した2010年の雰囲気と似てる気がするんですよ。閉鎖的だった井口野球からの脱却で、複数の選手が確変する気配がします」
ピョコタン「そうだそうだ! まず声出し応援の復活で一番有利なのはマリーンズ。吉井監督がWBC行ってた影響も大きい。監督があの世界一を味わった経験を持っていることがどれだけ大きいかわかるか!!」
サンジュン「まあパ・リーグはいずれにせよ団子なので、もちろんワンチャンあるとは思ってるんですけどね……」
野島「ピッチャーは安定してるうえに吉井監督の運用でさらに安定することは間違いないです。野手に1人2人調子に乗った選手が出てくれば勢いでいけるハズ!」
ピョコタン「そうそう! 今年WBCの世界一と日本一の両方を達成できる監督は吉井だけなんだぞ!! これがすべてだ!」
サンジュン「2人ともよくそんなポジティブでいられるな! まあ先発は種市の復帰もありなかなか安定してそうですよね。後ろの益田をどうするのかが未知ですが、ピッチャーは吉井がやりくりしそう。となると問題は野手……!」
野島「バッターは山口が20~30本は打ってくれないと厳しいでしょうね。荻野以外は計算が立たないのが悲しいところで、奨吾も周りに引っ張られて打率1割台とかもありそう……その場合、2017年の惨状再び待ったなし」
サンジュン「ブレイクの気配がする選手は多いんですよね。ただ本当の意味でのレギュラーは荻野だけなんだよなぁ。本当は去年、安田が一本立ちする予定だったんだけどなぁ」
野島「とはいえ、去年怪我とか不調だった選手がしっかり仕事するだけでもかなり上乗せがあるハズです。外国人野手がポランコ1人なのはヤバイと思うけど、それだけ若手の覚醒チャンスが転がってると思えば悪くない!」
ピョコタン「挙げたらキリがないけど、安田、高部、山口あたりがキッチリ不調も無く全試合出れるような成績だったら優勝確定! その場合、来年と再来年までの優勝が確定だ!!」
サンジュン「それは流石に欲張りすぎだろ!」
ピョコタン「オープン戦の成績なんて関係ないからね。吉井監督いなかったし、みんなWBC観戦優先だったし、逆にオープン戦の結果が良すぎたシーズンはこれまで下位になるパターン多かったし」
野島「野手は井口政権時代控え枠の聖域がたくさんあったから、それを撤廃して入れ替え活性化させてほしいですね。個人的には田村に期待したいです。井口監督が間違っていたことを成績で証明して欲しい。とにかく開幕ダッシュで勢いを付けたい!」
サンジュン「そうそう。ロッテはもともと “変な勢い” が出ると強いチームなんですよね。超ムラがあるけどハマったら手を付けられないというか。そのムラにヤキモキするんだけど、それがロッテというチームなんだよなぁ」
野島「まさに優勝する鍵はそこでしょう。だいぶベンチの空気が変わってるらしいんで、急に伸びる選手はいるハズ!」
サンジュン「じゃあ最大のポイントは吉井監督効果で “変な勢い” をつけられるか、って感じですかね。もう10年くらい勢いづいてないけど」
ピョコタン「ネガティブすぎ! 今年は普通に当たり前に優勝だ!!」
果たして我らがマリーンズは、ペナントレースを制することが出来るのか? もう種をまくシーズンはいらない……優勝したいんや! 2023年3月30日、いよいよ熱戦の火ぶたが切って落とされる。
参考リンク:千葉ロッテマリーンズ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.