新型コロナウイルスの影響を受けて、およそ3カ月遅れでプロ野球ペナントレースが開幕した。今年に限っては交流戦もなし、セ・パ両リーグともに120試合の熱戦が繰り広げられる。そんな中、パ・リーグで華麗な開幕ダッシュを成功させたのが、我らが「千葉ロッテマリーンズ」だ。

2017年シーズンから3年連続Bクラスに甘んじ、開幕前の練習試合も散々な結果だった千葉ロッテ。だがしかし、フタを開けてみれば9試合を終えた時点で8勝1敗と首位をキープしている。今年こそ……今年こそイケるのか? こんなに絶好調なのに不安しかないロッテファン、ちょっと来てくれ。

・浮かれモードになり切れない

9試合を終えて8勝1敗──。本来なら「よっしゃー! 今年はもらったぜ!!」……と浮かれまくっていい堂々たる成績である。しかもその8勝は8連勝なのだ。開幕戦こそ落としたものの、これ以上は望めない最高のスタートを切ったと言っていいだろう。だがしかし……。


ロッテファン歴25年、伝説の18連敗を知る鍛え上げられた千葉ロッテファンの私、P.K.サンジュンくらいになると、ネガティブな思考からなかなか抜け出せない。チームや選手を信じてはいるものの「でも結局3位……いや、頑張っても2位が限界だろうな」と思ってしまうのだ。

ご承知の通り、ロッテはクライマックスシリーズを勝ち進んだ2005年と2010年に優勝を果たしているが、リーグ1位は1974年以来遠ざかっている。これは「12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている」という不名誉な記録であり、ある意味で全ロッテファン共通のコンプレックスだ。

・ロッテファンが1番ビックリしてる

最高のスタートダッシュを決めた今、中には「今年はイケる!」とウキウキのロッテファンもいらっしゃることだろう。ただ、おそらくだが7割以上のロッテファンは「嬉しいけど不安」「反動が怖い」「次の6連戦が終わらないと何とも言えない」……などと、決して浮かれていないのではなかろうか?


試合内容は悪くない……どころかとてもイイ。昨年はカモにされたオリックス相手に6タテを決めるだなんて誰が想像したことだろうか? しかも6戦目は球界を代表する好投手「山本由伸」を攻略しての勝利である。試合前に「雨でイイ! 中止になれ!!」と念じていた自分を恥じたい。

さて、ここからは我らが千葉ロッテマリーンズが本当に優勝するための条件を3つ挙げていきたい。逆に言うと「こうなったらヤバい」「こうならなかったら優勝は難しい」という条件でもある。

・とにかく怪我人を出さないこと

現状、怪我で1軍入りしていないのは「福田秀平」と「西野勇士」くらいだろうか。他球団と比べると選手層が薄いと言わざるを得ないチーム状況下で、これ以上の離脱は絶対に避けたい。毎年言われることだが、特に野手では荻野貴司の離脱は絶ッッッ対にアカン!


投手に目を移すと、クローザーのタフネス益田でさえも4連投はさせないなど、吉井コーチによる徹底管理が見受けられる。ある意味でプロ野球選手に怪我は付き物であるが、それでも今シーズンだけは「怪我による離脱ゼロ」を目指したい。

・若手2人くらいに覚醒して欲しい

平沢大河、安田尚憲、藤原恭大らドラ1組はもちろんのこと、佐藤都志也、福田光輝、高部瑛斗ら2019年ドラフト組らも、今年はレギュラーを奪う大チャンスだ。かつて西岡と今江が同時期にブレイクしたように「ロッテの若手は2人同時に覚醒する」これが私の持論だ。

ピッチャーも佐々木千隼を筆頭にポテンシャルが高い選手は多い。現在の1軍メンバーだけで120試合を乗り切れるハズはなく、若手の覚醒がそのままチーム戦力の底上げに繋がることは明白だ。やや趣旨はズレるが、今年はいいタイミングで有吉優樹がやる気がしてならない。


・苦手球団を作らないこと

球団マスコットはカモメなのに、毎年ロッテはとにかくカモにされることが多い。昨年であればオリックスと西武、特に西武には8勝16敗1分けと大きく負け越した。というか、西武だけは5-0でリードしていてもハラハラが止まらないよな?

優勝するチームは「お得意様を作りつつも極端に苦手な球団を作らないもの」これが鉄則である。幸いにも対オリックスは最高の滑り出しが出来たから、残りの楽天・日ハム、そして西武にも大きく負け越すことだけは避けたい。ロッテ名物の “大型連敗” が発動しないことを切に祈る。

冒頭でもお伝えした通り、ロッテは現在8勝1敗で首位を走っている。このことに誰よりも驚いているのがロッテファンではなかろうか? 正直、不安は尽きないものの、毎日がメチャメチャ楽しいこともまた事実である。まずは2020年6月30日からの楽天6連戦をドキドキしながら見守ろう。今年こそ「リアル・王者はおごらず勝ち進む」を期待したい。

参考リンク:千葉ロッテマリーンズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼オリックスにミスが多かったものの、まさか6タテするとは……!

▼正直、こう思う。