千葉ロッテマリーンズが激震に見舞われている。5年にわたり監督を務めた「井口資仁」監督が、シーズン最終戦にまさかの辞任を発表したのだ。今シーズンは5位に終わったものの続投が既定路線と思われていただけに、驚きを隠せないファンも多いことだろう。

その3日後には「鳥越裕介」2軍監督と4人のコーチが辞任を発表するなど、現段階で来季の組閣は全く見えてこない。果たして時期監督は誰がベストなのか? 熱烈な千葉ロッテファン3名が緊急座談会を開催したのでご報告したい。

・3名の熱烈ロッテファン

まず始めに座談会に参加した3名の千葉ロッテファンをご紹介しておこう。1人は私、P.K.サンジュンで、もう1人はライターの野島慎一郎氏。そしてもう1人が漫画家のピョコタン氏である。


野島慎一郎: ライター、B級グルメ研究科、漫画家。平沢大河信者のロッテファン。週刊文春にマリーンズのコラムを執筆するなど幅広く活躍中。千葉ロッテマリーンズ発行の「MARINES MAGAZINE」に漫画を連載していたことも。 Twitter YouTube


ピョコタン: 漫画家。千葉にロッテが移転してきたことを契機にマリーンズファンになる。サンジュンとは同じ中学の同級生。当サイトの編集長・GO羽鳥とも漫画家友達。 Twitter YouTube


P.K.サンジュン: 第一次バレンタイン監督政権の頃からロッテファン。これまでロッテで好きな選手は、河本・黒木・伊藤など魂のアツい選手。近々の夢はハワイまでベニーに会いに行くこと。


3人はピョコタン氏を通じて知り合い、数年前からロッテの開幕戦を観戦。ピョコタン氏のYouTubeで垂れ流している。3人それぞれがアツい想いを胸に秘めた、熱烈な千葉ロッテロッテマリーンズファンだ。


・井口監督はどうだった?


サンジュン「いやー、井口監督の辞任は驚きましたね。僕は井口監督続投派だったので、正直戸惑ってます」

ピョコタン「僕も井口続投派だった。暗黒期を考えれば、結果5位だったけど9月まで優勝狙えるところで戦えてたのは評価できるし、ここ最近の2位とかも戦力やコスパ的に上出来。若手もなんだかんだでしっかり育ってる

サンジュン「そうそう。暗黒期は西岡とか今江みたいに短時間で完璧な結果を残した選手しか1人前になってないからね。安田にしろ山口にしろ、井口は我慢してよく使ったと思うよ」

ピョコタン「そうだよ。佐々木朗希の育成も、松川や安田の抜擢も、高部や山口の覚醒も、未来を見据えてる。全然悪くない。みんな細かいところで叩きすぎ」

野島「僕は交代派でした。采配の勝負感がないのと固定思考の強さが合わないなあと。選手固定と入れ替えの少なさ、大差がついても選手を休ませないせいで結果的に選手層を自ら薄くしていたと思ってました」

サンジュン「確かに井口監督はダイエー育ちだからか、王道野球なんですよね」

野島「おそらく選手の完成系のイメージが井口さんの脳内にあって、そこに当てはめようとしすぎてた気がするんですよね、安田とか。和田とか小川なんかを見てたら代走要員守備要員としてでしか使う気なかったし、平沢大河も理想形になるまで上げる気なかったし」


・次期監督は誰だ?


サンジュン「良くも悪くも、バレンタイン監督以降のロッテ野球とは違う選手起用でしたね。まあでも辞任は決定したので、次期監督の話をしましょう。僕は井口GM、鳥越監督、福浦2軍監督がベターかなと思っていたんですが、まさか鳥越が辞任するとは……」

野島「まあそうなりますよ。今のところ最有力候補は福浦打撃コーチみたいですね」

サンジュン「それが1番可能性が高いんでしょう。ただ僕はやめて欲しいなぁ。いずれ福浦には監督になって欲しいけど、福浦は千葉のスターだから失敗できないでしょ。せめて2軍監督で経験を積ませてあげたい」

野島「わかります。でもまあ内部昇格で今さら堀さんとかもないでしょうからね。そうなると内部昇格と外部からの招聘の2択になりますね。招聘はOB、外国人、意外な大物の3パターンかな?」

ピョコタン「僕は監督希望は特にないけど、福浦か初芝になるような気がする。決まったらその監督を信じて応援する」

野島「僕の新監督の推しは初芝です。社会人監督経験豊富で、解説聞いてても冷静に全球団をフラットに見れている気がします。ボビー野球の経験者だし、オールドファンが喜びそうなのもいいし、若手選手ももうちょっとのびのびやれるんじゃないかと」

サンジュン「OBなら初芝、黒木、小宮山、サブロー、里崎あたりになるんだろうけど、いかんせんかつての暗黒臭がするんだよなぁ……。僕は福浦までの繋ぎの監督として、森脇の昇格もあり得ると思ってるんですけどね」

野島「確かにまだ辞任の報道はありませんね。ただ一般的に、森脇さんはコーチとしては最強だけど監督としては微妙という評価が多い気がします。僕は外国人監督もアリだと思いますね」

ピョコタンボビーも市長選で落選してヒマなんじゃない?」

野島「外国人監督は固定観念にとらわれず選手を見れる気がします。大穴で独立リーグ監督経験者のフリオ・フランコとか、元日ハムのヒルマンとか」

サンジュン「外国人監督は悪くないかもしれませんね。僕は内部昇格より外部からの大物を招聘して欲しいな。難しいだろうけど落合かな、やっぱり。まあ一応OBですけどね。単純に1番ワクワクできる」

野島「落合ですか……。僕は気持ちが弱そうな若手が多いから、のびのびやれる環境作ってくれる人がいいなあ。怖い井口さんでほとんど野手が出てこなかったし。僕は外部招聘なら伊東さんに今の体制でやって欲しいですね」

サンジュン「あとは谷繁とか古田とか。この際だから、思い切って外部の血を入れて欲しい。OBはそれぞれ好きなんだけど、やっぱり暗黒時代のイヤなイメージがぬぐえない」

野島「OBと言えば愛甲もいますね。暴露系新監督の野良犬打線で相手をゆすっていきましょう(笑)」

ピョコタン「新庄みたいなエンタメ路線は勘弁して欲しいけど、裏でコーチが動かす前提なら石橋貴明とかでもいいんじゃない? マリーンズと相性いいじゃん」

サンジュン「その発想は無かった」

ピョコタン「貴チャンネルや帝京魂対決とか、新庄とのプロレスとか、いろいろ盛り上がるぞ」

サンジュン「いずれにせよ、誰が監督になっても僕らは全力でマリーンズを応援するしかないですからね。誰が監督になるのか、しばらく見守りましょう」


様々な名前が挙がったが、果たしてこの中に千葉ロッテマリーンズの次期監督はいるのだろうか? 常勝軍団を目指し、我々は生涯千葉ロッテマリーンズを応援し続けます。

参考リンク:千葉ロッテマリーンズ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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