私事で恐縮ですが、つい先日、我が家のプリンセスが6歳の誕生日を迎えました。プリンセスは「ディズニー」も「おしり探偵」も「すみっコぐらし」も大好きなんですが、同じくらい「ポケモン」にも夢中です。

そんなプリンセスに最高の誕生日を過ごさせてあげたいと考えた結果、私(P.K.サンジュン)が用意したのは通称、ポケモンホテル。果たしてプリンセスは「初めてのポケモンホテル」をお気に召してくれたのでしょうか?

・ポケモン英才教育

私自身がゴリゴリにポケモンGOをプレイしている関係で、娘には早い段階で “ポケモン教育” を施してきました。まずは「ポケモンを探せ系の絵本」から入り、次第にアニメへ移行。今ではプライムビデオを自在に操り、勝手にポケモンを観るまでになりました。

娘はゲームではなくアニメ版のポケモンに影響を受けているため、主人公の「サトシ」はかなり大きな存在です。自転車の練習中、上手くいかずくじけそうになると、娘は「サトシなら諦めない!」と声に出して自らを鼓舞していました。本ッ当にうちのコは可愛いな。

そんな娘なら「ポケモンホテル」で大喜びしてくれるに違いなく、父としても頑張り甲斐があるというもの。というわけで、8月の中旬に娘を連れてポケモンホテルへ出かけて参りました。

・MIMARUの特別な部屋

さて、ここで「ポケモンホテル」の説明をしておきましょう。ポケモンホテルは都市型アパートメントホテル「MIMARU(ミマル)」に設置されたポケモン尽くしのお部屋のこと。「ポケモンルーム」と表記した方が正確かもしれません。

ここ数年、特に都心部でよく見かけるようになった「MIMARU」ですが、グループで宿泊できる広めの部屋が設置されていることが最大の特徴です。部屋にはキッチンも付いており、中長期の滞在も視野に入れたホテルと言えるでしょう。

そのMIMARUが全21のうち、7つのホテルで用意しているのがポケモンルーム。その名の通り、ポケモンをコンセプトにしたポケモン尽くしの部屋で「4人部屋」と「6人部屋」の2種類があるようです。

今回は「4人部屋」を利用し、料金は1泊で3万円ちょい。これは週末にかからない日程でしたので、シーズンや日取りによっては価格の変動があると思います。また私が予約した際には「夏割り」が適用されていました。

・ポケモンルームへ

で、迎えた当日──。「ポケモンホテル♪ ポケモンホテル♪」と大はしゃぎの娘を連れて、いざ部屋のドアを開けると……



うわーーーー!


ポケモンルームだーーーー!!



カビゴーーーーン!!!!!


ベッドの上に鎮座する巨大なカビゴンを筆頭に、壁紙、テーブル、食器に至るまでポケモンたちがお出迎え。ピカチュウ、カイリュー、コダック、ファイヤー、サンダース……そしてミュウなどなど、カントー地方のポケモンのオンパレードです。

もちろんプリンセスのテンションも爆上がりで、幾度となく交通事故レベルの勢いでカビゴンに突進していました。カビゴンに関しては最後の最後まで「持って帰りたい! 持って帰りたい!」と言っていましたが、そういうシステムじゃないんだよ……。

また、食器を含めたテーブル周りもモンスターボールのデザインが施されているため、これなら外食ではなくても食事を楽しめるのではないでしょうか? ポケモンルーム、なかなか良く出来ている印象です。

とはいえ、風呂・洗面所・2段ベッドがポケモン仕様になっていなかった点は、率直にやや寂しい気がしました。ディズニーホテル級の造り込みは「今後に期待」ということにしておきましょう。

・特別な日にぜひ

正直な話、私の経済状況だと1年に何度も宿泊できるホテルではありませんが、娘のハシャギっぷりを考えると「高かったなー」とは思いません。この思い出はプライスレス──。ポケモンたちに囲まれて、スヤスヤと眠る娘の寝顔に父は満たされました。

というわけで、特別な日にはドンピシャだったポケモンルーム。ポケモンが大好きなお子様がいらっしゃるお父さん & お母さんは、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか? なお、朝目覚めると私の横にいたハズの娘は、移動したカビゴンと一緒に寝ていました(〇カビゴン - 父●)。

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.c2022 Pokemon. c1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
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