2022年5月24日……つまり今日! 松屋で新商品の『プーパッポンカレー』が発売開始となった。プーパッポンカレーとは比較的メジャーなタイ料理「カニとタマゴのカレー」のことで、これが激ウマ!! 松屋にかかる期待は非常に大きい。

というわけで、販売開始の10時ジャストに松屋で『プーパッポンカレー』を実食! つまり最低でも日本最速タイ!! もしかしたらこの夏、日本における過去最大規模の “プーパッポンカレー旋風” が吹き荒れる……かもしれない。

・人気のタイ料理

昨年、松屋グループの「マイカリー食堂」にて販売されていたプーパッポンカレー。松屋によればこれが好評だったそうで、この度、松屋風の『プーパッポンカレー』として販売する運びとなったという。

冒頭でもお伝えした通りプーパッポンカレーはタイ料理の1種で、日本人の味覚にもかなり合うメニューと言われている。記者も初めてバンコクを訪れた際、ツアーで「元祖プーパッポンカリーの店」に連れて行かれた。超おいPかった。

ちなみにプーパッポンカリーの “プー” はカニのことで、トムヤムクンの “クン” はエビのことだから「クンパッポンカレー」だとエビとタマゴのカレーになる。どうだ、勉強になったな!

・松屋なら間違いない

それはどうでもイイとして、松屋の『プーパッポンカレー』である。ごろごろチキンカレーを筆頭に、この手のメニューは絶対的な安心感がある松屋だが、果たして『プーパッポンカレー』は如何に? なお、価格は並盛りで690円だ。

で、到着した『プーパッポンカレー』は、ふわっと香るスパイスがタイ料理屋のプーパッポンカレーそのもの。カニは「マイカリー食堂版」とは違って殻ごと入っておらず、ほぐしたむき身が使用されていた。

お味の方はと言うと……なるほど。カニの旨味がギュギュっと詰まっているところは本場と変わらないが、松屋版はかなり塩分が強い。タイのプーパッポンカレーは甘さが特徴的な料理であるが、松屋のそれは塩分が最も勝っている。

おそらくこれは松屋流の「ご飯がススムくん用アレンジ」なのだろう。確かに塩分が強い分、恐ろしいほどご飯は進んだし、食べ応えもあった。あたり前ではあるが「松屋のプーパッポンカレー」という印象を受けた次第だ。

・塩分が強め

一方でタイ料理にはうるさい人は「ちょっとしょっぱすぎる」と感じるかもしれない。ココナッツミルクは効いているものの、マイルドかつ塩分強めのプーパッポンカレーなので、タイ料理とはやや違うことを覚えておくといいだろう。

とはいえ、プーパッポンカレーはプーパッポンカレーなので、タイ料理が好きな人は一食の価値があるハズ。もちろん、プーパッポンカレーを未食の方にとっても食べやすく美味しい仕上がりになっているぞ。

・松屋、エライ

余談ではあるが、ジョージア料理の「シュクメルリ」然り、今回の『プーパッポンカリー』然り、メジャーではない世界の料理を勇気をもって商品化する松屋は本当にエライ! 松屋さん……あんたたち、本当の意味でグローバル企業だよ。カッコいいぜ。

というわけで、松屋のプーパッポンカレーはご飯が進む仕上がりだから、この機会に1度ご賞味いただきたい。実はセブンの「冷凍プーパッポンカレー」もかなり美味しいので、すぐそこまで “プーパッポンカレーブーム” が来ている……のかもしれない。

参考リンク:松屋公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.