ピーナッツ! 週に一度のお楽しみ連載「週刊デアゴスヌーピー」のお時間である。さあ、今日も張り切って作るぞ! と言いたいところなのだが、皆さんにはちょっと今からここ数号の記事タイトルをご覧いただきたい。ではどうぞ。


第39号:あまりにも唐突な “みんなのトラウマ” 復活に大草原不可避編
第40号:まさかの2号連続ラスボス登場に心からブチギレ編
第41号:今世紀最大の絶望、そしてチャーリー・ブラウンという変態について
第42号:悪夢の葉シート6枚組と終わりのない内職編


冷静に振り返ってみると、いくらなんでも苦行の連続すぎるだろ。字面だけ見たらただの地獄やないか。このままだと第100号の完成を前に命を落としかねない。頼む……! 誰か助けてくれェェェェエエエ!!

・第43号の中身

……と言ったところで何も変わらないことは、過去42号分の経験からすでに分かっている。早々に諦めて第43号を開封していくとしよう。さて、まず最初に出てきたのは我らがスーパービーグル犬・スヌーピーのフィギュアだ。犬らしい座り方が実に可愛らしい。


続いてキレイな色合いの左壁&右壁。


お馴染み外壁×2。


背景A、B。


木。そして……


杭・上下。


桟橋。以上である。


おや? なんだか軽めなパーツ多くない? いや、油断は禁物だ。そう思った次の瞬間に眉間を撃ちぬいてくるのがデアゴスティーニという魔書である。常に死が傍らにあることを覚悟しつつ挑まねばならないだろう。それでは組み立てていくぞ。

・作業スタート

まず前号で作った「秋のシーン -夕焼け」のボックスを用意し、床板に左右の壁をそれぞれ組み合わせる。


この時、手前側の湖面は接着剤で改めて固定。


続いて奥壁に背景A、Bを差し込む。


今度は桟橋の下面に杭・下を、


上面に杭・上を組み合わせ……


湖面の穴と左壁の突起に差し込む。


右壁に木を組み合わせ……


桟橋の上にチャーリー・ブラウンとスヌーピーのフィギュアを両面テープを使って固定。


最後に外壁を組み合わせたら……


完成である。

・嘘だろ

ん? あれ? まさか……これで終わり? 「秋のシーン -夕焼け」のボックス完成したの? そう、まさかの第43号終了である。な、何ィィィィィィイイイイ!? いやいやいや! 無風すぎるだろ!! 先述した前4号と比べて、まだ何も起きちゃいないんだぞ!


39号では悪夢の草パウダーと再会を果たし……


40号では極小植木鉢を前に心が無になった。


41号はついに史上最恐の悪魔が降臨し……


42号では終わりのない闇内職に苦しめられる。

そんな過酷な無間地獄の後で、何を2人揃って夕焼け眺めとんねん。何を軽く哀愁出しとんねん。たそがれたいのはこっちである。毎回思うんだけど、号によって作業量の落差がありすぎなんよ。もうちょい振り分けられないものか。なあ、どうなんだ。 できないのか?


くっ! 振り返りもしねぇ……!!

だがもしかするとこれは、デアゴスティーニなりの謝罪の形なのかもしれない。「うっかり4週も拷問みたいなことさせちゃってゴメンね」と。「お詫びに今週はまけとくよ」と。そう言っているのかもしれない。まさにアメとムチ。デアゴスティーニ軍曹お得意の人心掌握術である。

まあ「ゴメンで済んだら警察はいるか」という気持ちもあるっちゃあるのだが、ここはスヌーピー、そしてピーナッツに免じて許すことにしたい。次号も今日と同じくらい簡単であることを祈ろうではないか。信じてるぞ、デアゴスティーニ……!

というところで今週はここまで。また来週お会いしましょう。ピーナッツ!!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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