2021年の冬──。おそらく、コストコの総菜コーナーのイチオシは『ヤンニョム豚バラ焼肉』なのだろう。他の総菜と比較すると3~4倍の量が展開され、私(P.K.サンジュン)が訪れた新三郷店では総菜コーナーのポールポジションに陣取っていた。

たまーにハズレはあるものの、コストコの総菜は基本的に安定感があり、また当然のように安い。果たしてコストコがイチオシしている……っぽい『ヤンニョム豚バラ焼肉』の実力は、どれほどのものなのか? 実際に食べてみたのでご報告しよう。

・驚きの安さ

とにかく肉が安いことで知られるコストコであるが、その肉を使った総菜もかなり安い。『ヤンニョム豚バラ焼肉』の価格は100グラム当たり99円──。99円なら肉単体の価格でも安いのに『ヤンニョム豚バラ焼肉』は味が付いて99円である。ズバリ、激安だ。

その『ヤンニョム豚バラ焼肉』は豚バラ肉を韓国風の甘辛いタレで味付けしたもので、そのままご家庭のフライパンで焼けば、はい、できあがり。早くて安くて簡単で、さらに美味しいコストコの総菜に当たると、しばらくの間、夕飯作りが本当に助かります。

で、実際に調理してみたところ、10分弱で調理は完了した。というか、フライパンで焼いただけである。豚バラ肉にそれなりの厚みがあることに加え、タレの色がやや紛らわしいので焼けたかどうかの判断がしづらい。それでも本当に “ただ焼くだけ” だ。

・味もイイ!

気になるお味の方はと言うと……しっかりウマい! これはコストコの総菜全般に共通することだが、結構ド派手な見た目とは裏腹に、味付けもそこまで強くはなかった。とはいえ甘辛さでご飯がススムくん、もしくはビールがススムくん系の味わいだ。

また、適度に肉の厚みがもあるため食べ応えも十分。1枚1枚、シャキシャキとした豚バラ肉の食感が楽しめる。味・ボリューム・価格などを総合的に判断すると「コストコがイチオシするだけある」と納得の内容であった。


……が、いかんせん重い。


これは食べる側のコンディションに依存するが、コッテリ系の料理を受け付けづらくなっている40代の私としては「3枚食べれば十分かな?」というのが正直なところ。豚バラ肉から滴り落ちる脂肪分をすぐに分解できるほど、もう私の胃は若くない。

・かなりコッテリ系

逆に食べ盛りのお子様や「コッテリ系大好き!」という方には、自信を持ってオススメできる。なにせ100グラム当たりの価格は99円である。『ヤンニョム豚バラ焼肉』が高コスパの総菜であることは間違いないだろう。

というわけで、ウマいしコスパも高い『ヤンニョム豚バラ焼肉』であるが、中年以上の方はサンチュなどを用意するなど、サッパリ食べる工夫をしてお召し上がりいただきたい。本当に美味しいんだけど、食べすぎるとおっさんの胃は高確率でもたれると……思います。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(美味しいしコスパはかなり高い!)
また買う度(☆5中): ☆☆(我が家では当分消費できなさそう……)
オススメシチュエーション: 食べ盛りのお子様がいるご家庭や、コッテリ系でもガンガン食べられる方にはかなりオススメ。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.