うさぎ

高級トイレットペーパーを買った。1ロール500円(税別)の超高級トイレットペーパーだ。なんでも、こいつがとてつもない人気で、公式サイトでは20カ月連続で完売しているらしい。まさに “幻のトイレットペーパー” といっても過言ではないだろう。

そんな超希少トイレットペーパーを、たまたま中国自動車道の「安佐サービスエリア(広島県)」で発見したため、試しに買ってみることに。さあ果たして、超人気トイレットペーパーの実力はどれほどのものなのだろうか……実際に使用して確かめてみた

・うさぎ

高級トイレットペーパーの名前は「うさぎ」。サービスエリアでお土産選びをしていたら「注文が殺到して製造休止になった高級トイレットペーパーの取り扱いを開始しました」なるPOPが目に留まり、大急ぎで1ロールを専用紙袋(150円)に入れて購入した次第。紙袋も高級だ。

うさぎを製造しているのは、高知県の望月製紙株式会社。なんでも、同社は2000年頃から “紙の柔らかさ” を追求した高級路線をひた走っているらしい。うさぎは通常よりも薄~い紙を3枚重ねて、ふっくら柔らかに仕上げているそうだ……き、期待せざるを得ない!

さっそく開封すると、セレブ感を漂わせる「真っ赤な芯のトイレットペーパー」が現れた。ペーパーは純白、まさに日本神話に登場する白ウサギのようである。そして、ほんのちょっとペーパーに触れただけでも伝わる圧倒的なやわらかさ……これは完全にシルクの手触り!

さあ、ペーパーホルダーにセットしたらスタンバイは完了、これでセレブの仲間入りだ。あとは感覚を研ぎ澄ませて、最高級の純粋パルプと、清流日本一に輝いたこともある仁淀川(によどがわ)の水から誕生した「うさぎ」に全集中するのみ……それでは、拭いてみます


・圧倒的ふぁふぁ感

な、なんという柔らかさ……とても力強いが、決して野太くなりすぎない優しい使い心地。マジのマジで、今まで肌が感じたことのない奇跡のふぁふぁ感である。まさに「最上級」という言葉がふさわしいトイレットペーパーと言えるのではなかろうか。天国かよぉぉ~。

それにしても、トイレットペーパーでこれほどの衝撃と感動を味わえるとは……逆に怖えよ。とはいえ、狭い個室の中からで恐縮だが、ペーパー界のファンタジスタに最上級の賛辞を贈りたい。実にゴージャスなトイレットペーパーだったぞ。

なお、調べたところ「うさぎ」より高級な「羽美翔(はねびしょう)」という名のトイレットペーパーもあるらしい。皇室献上品の最高級ペーパーで「3ロール5000円」とのことだ。おいマジかよ羽美翔ぉぉ~。

──まあいずれにせよ、自分用でなくても「贈り物に高級ペーパー」ってけっこうイイかも。誰もが使うし、ドラッグストアに並んでいるものとは本気でレベルが違うからな。きっと感謝されると思うぞ。ぜひ皆さんも体験してほしい、最上級のふぁふぁ感を。

参考リンク:望月製紙「うさぎ」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼感動したっ!

▼うさぎ専用の紙袋

▼うさぎ


[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]